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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

スバリスト歓喜! WRX S4にSTIパフォーマンス爆誕。そのスペックとは?

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

世界中のスバルファンが全裸待機する爆裂スポーツへの期待

2021年は自粛要請と東京モーターショー未開催の影響もあって、宣伝予算が余っているのかもしれないし、竜巻のような豊田社長のイキオイに巻き込まれたのか、東京オートサロンへの自動車メーカーの出展内容が勇ましい。自動車ファンは大いに期待してヨロシイと思います。

ホンダはシビックタイプRを。日産はフェアレディZを。トヨタはすんごいGRヤリスを登場させるらしい。その他スポーツカーのみならず、ミニバンや軽自動車も、新車からコンセプト的アイディア車両までテンコ盛り。無論、例年のようにカスタマイズメーカーやアフター用品メーカーも多数出展します。

個人的に期待MAXなのがスバルから発表される『WRX S4 STIパフォーマンスコンセプト』です。なんせココまで、爆裂EJ20を搭載したVAB型(先代)に変わるモデルがなかった。電光石火のごとく、クラッチ踏んでスポーツ走行にいそしめるVAB型は素晴らしい。当然、次期モデルへの期待は高まっていました。

現状のS4はSTIのエンブレムをもつ『STI スポーツR』であり、トランスミッションは全4モデル共通のCVTです。全車エンジンのパフォーマンススペックも同一。当然、スポーツドライブ派は待機している。つまり、昔の2ch板ならパンツを脱ぎ捨てた全裸待機状態。熱いSTIの火炎を待っているのです!

スバル広報からポロリと投げられた画像は1点ポッキリ。いまは大いに妄想するしかないが「SUVにしか見えね~」状態に希望の光が差し込んだ。まさに“女神降臨”といってよかろう。一安心であります。

一般の方にはわかりにくいが、スバルのモータースポーツ活動や飛び切りのスポーツモデルは別組織のSTI(スバルテクニカインターナショナル株式会社)が担当しています。

その沿革に触れるにはスペースが足りないのですが、簡単に言うと富士重工時代の社内のレースバカを会社が後押しする形で受け皿として作った会社であります。いい意味で変態スバルエンジニア(病的にこだるの意)のなかでも、ドSとドMが集まっていると思えばいい。メーカー本体に所属しなけ実現不可能なことと、別枠でなければ成就できないことがあるのです。

さて、次期型と予想されるSTIパフォーマンスに思いを巡らせてみましょう。ひとまず、名機EJ20と現行FA24のスペックを比較します。

【EJ20型】
エンジン形式:水平対向4気筒2.0Lターボ
最高出力:308ps / 6400rpm
最大トルク:422Nm / 4400rpm
ボア×ストローク:92.0×75.0
圧縮比:8.0
トランスミッション:6速MT

【FA24型】
エンジン形式:水平対向4気筒2.4Lターボ
最高出力:275ps / 5600rpm
最大トルク:375Nm / 2000-4800rpm
ボア×ストローク:94.0×86.0
圧縮比:10.6
トランスミッション:スバルパフォーマンストランスミッション

ピストンスピードで比較すれば、同一回転数ならFA24型のほうがストロークが12mm多い分、速いことがわかります。シンプルに馬力を稼ぐなら、圧縮比を下げて、ブーストを上げる対策がとられるのかも。しかし、エンジンの許容回転数が高ければ走りの幅が広がるので、FA24型も6000rpm程度は高回転域を確保したいところ。この点、変態レシピのサジ加減はいかに!?

デザインに視点を移せば、画像を見る限り、車高は若干下がるでしょうか。リアの眺めはわかりませんが、ハイマウントのスポイラー、ボトムのアクセントカラーも手伝って、SUVには見えませんね。フェンダーアーチの空力テキスチャーも素直に受け入れられます。

インテリアで気になるのはデザインは大きく変えられないでしょうから、油温や水温、ブースト圧など(ドライブモード等を含む)、ディスプレイ上でどれだけ車両情報を表示できるか? ということ。わかりやすくいうと、日産GT-Rのような多機能ディスプレイのイメージです。

なんせ現時点では公開画像1点なので、現行型STIスポーツの画像を多数引用しました。おそらく新型が正式デビューとなれば、ホットプレスを多用した超高張力鋼板の採用部分が増えると思われます。いずれにせよ、エンジニアが変態なら我々スバリストも変態上等でいいじゃないですか。引き続き全裸待機を継続し見守るとしましょう。

Text:Seiichi Norishige

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