FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
CAR 中年と中古車

中古車の王様!メルセデス・ベンツW124の相場がすごいことになっていた!

若かりし青年があっという間に中年となっているように、かつては高嶺の花だったピッカピカの新車も気がつけば中古車に。あの時は高くて買えなかったけど、今ならイケるかも!? な妄想を抱く二人の中年、中古車野郎Aチームが読者の皆さんに代わってとっておきのクルマを探す企画です

「なにも足さない。なにも引かない。」ドイツの山崎ここにあり!

世界的名車といわれるメルセデス・ベンツW124シリーズ。販売期間は1985年~1995年。日本では1990年代半ばまで、とくにステーションワゴンのTEが大人気。いわゆる横文字ショーバイの人たちに人気のベンツでした。

厳密にいうとワゴンがS124、セダンWS124というのが正式な型式名で、その他にクーペやカブリオレのボディ形状も。日本仕様の搭載エンジンは直4の2.3(2.2)L、直6の3(3.2)L、V8が4.2(5.0)Lとそのラインナップはじつにワイド。ちなみに( )内はMC後の排気量となります。

「Das Beste oder nichts」(最善か無か)というキャッチコピーはメルセデスファンならずとも知るところでしょうが、コストにこだわらず、まず第一にいいものを作ろう! という信念が貫かれたこの時代のミドルクラスが124シリーズでした。

デザイナーはポール・ブラックの後継者となるブルーノ・サッコ(イタリア人)。その作品をザックリいうと、126/124/201/140/129シリーズを手掛け、初代Aクラスあたりが最終作となります。デザインのみならず、一時期は安全対策の研究を行うセクションにも所属していましたので、トータルで車両開発を行える人物でした。

近年、中古車相場爆上がりのスポーツカーとは違い、順調に価格がこなれた124シリーズは球数も手伝ってクルマを知る目利きの1台でしたが、コロナ渦のこの2年で価格が上昇中。最新相場を調べに過去に取材訪問したW124/S124専門店『ブロウ』さんにうかがってみました。

「中古車なので個体ごとに差はありますが、全体的には50万円程度上昇していると考えていいかもしれませんね」と磯野代表。こちらは比較的手頃に乗れる価格帯の販売車両を揃える専門店ですが、展示中の物件を見ると、コロナ前に取材した当時の価格よりはお高い印象。全国を見渡せば、確かに昔はなかったフルレストア車両も見受けられます。

【124シリーズのボディサイズ】
W124 セダン:全長4765×全幅1740×全高1490mm
S124 ワゴン:全長4740×全幅1740×全高1445mm
500E:全長4755×全幅1795×全高1410mm

この時代のメルセデスの魅力は、しっかりリペア&メンテナンスすればクルマがシャキッとすること。大げさかもしれませんが、まるで空冷911のようです。そして上手に探せばボディの錆もなくオリジナルペイントの個体が見つかることです。また、年式にもよりますが、エアバッグやABSなどの必要不可欠な安全装備、エアコンもバッチリ効いていまでも日常遣いが可能な点です。さらに124シリーズは大き過ぎず、小さ過ぎず、ちょうどいい大きさ。

「人気モデルはやはりこの時代を反映してかワゴンのTEで、とくに左ハンドル車は右ハンドル車より価格的には上ですね」という。確かに展示中の物件を見ると、価格にその傾向が反映されています。ワゴンにこだわらないのであれば、セダンがお得な印象。124シリーズに興味のある方は、とりあえず一度近場の中古車店で現車を見てはいかがでしょうか。

動画取材のトピックはポルシェメイドの1992年式500E試乗。この車両は磯野代表のプライベートカーで16万キロを走行した個体でしたが、「前オーナーが2000万円掛けて必要のないレストを施したばかり」とのことで、国内外から集めた新品パーツを惜しみなく投入。エンジンも腰下を割ったフルOHであり、現状はまだ3000キロ程度しか走行していない状態のエンジンとか。実際にハンドルを握らせていただきましたが、じつに素晴らしい仕上がりでした。

124シリーズの最新動向、クルマの魅力に私見を挟むつもりはありません。皆さんご自身でお確かめください。今回の取材が自動車趣味人のお役に立てば幸いです。

Video:Yoshihide Shoshima
Video Edit::Airi Harumi
Text:Seiichi Norishige

【車両に関する問い合わせ】
ブロウ
住所:千葉県柏市豊四季108-2
TEL:04-7141-7178
営業時間:10:30~19:30
定休日:年中無休



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