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FASHION 干場の「エロサバ」

真冬のワンマイルウェアをいかにカッコよく着るか? 究極版が爆誕!

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ラクでカッコよく、防寒もバッチリな究極のワンマイルウェア

2022年明けましたね。年末から年明けにかけて街の風景がどんどん変わっていく、この時期の雰囲気が好きなんですよ。景気よく新年会でもやりたいところですが、今年はまだガマン。

おかげで最近、いかにワンマイルウェアをカッコよくするか、ということばかり考えています(笑)。春夏はTシャツに短パンがあれば十分ですが、冬の寒さが大の苦手な僕としては、防寒策は切実な問題。そんなわけで、こんなダウンアイテムを作っちゃいました!

アイテム
ダウンジャケット/K-3B
Tシャツ/+CLOTHET
パンツ/K-3B
サングラス/FIXER
マスク/K-3B
時計/エドックス
靴/TOD’S No_Code

今年、最も着た服を思い返してみたら、圧倒的に+CLOTHETのTシャツとK-3Bの短パンでした。コロナ禍で外出自粛の時期が長かったおかげで、最近は家でのスタイルも、外出時のカジュアルスタイルもほぼ一緒(苦笑)。まあ、家で過ごす分には冬でもエアコンがあれば Tシャツ&短パンでもいけちゃうわけですが、ちょっと近場に出かけるときには、厳しい季節になってきました。

動きやすくて、快適で、夏涼しくて、冬暖かいのが理想。さらに欲をいえば、普通のカジュアルスタイルとしても通用する、都会的で洗練された雰囲気も欲しいところです。要するに、ラクでカッコいいのがいちばん。というわけで、僕がディレクションするK-3Bで究極の冬スタイルを作っちゃいました。

ジョガーパンツは、この秋冬のボトムスにおけるマイ定番のなかでは大本命。ちなみに先日、リモートワーク中にTシャツ&短パンにダウンを羽織って近所のごはん屋さんにお昼を食べに行ったら、寒くて、寒くて、気絶しそうになりました(笑)。やっぱり、いくら好きでも真冬に短パンはムリだなと。以来、こちらを穿くようにしています。

ダウンジャケットは、Tシャツにそのまま着ても十分な保温性があるものが欲しかったので、究極のプロスペックなプレミアムダウンとして企画。K-3Bの生産背景であるカジグループの技術力を使って最高のダウンを作ったら どこまでできるかをテーマに、全力で取り組んだ自信作です。

細かい説明はここでは割愛しますが、縫い目から冷気が入り込まない特別な製法を用いて、通常のダウンジャケットの約2倍の羽毛を使用。冷たい風雨のなかでも水が入り込みにくい仕様になっていたり、ダウンのことを知り尽くした職人の職人による立体パターンを採用していたりと、できることはすべてやりました(キッパリ)。

これに、いつも着ている+CLOTHETの白Tと、動きやすい黒のスニーカーを合わせれば、究極のミニマルワードローブが完成です。

全身モノトーンでまとめたのはコーディネイトを考えずに済むため。黒を基本にして、Tシャツの首元とスニーカーのソールで白をちょっとだけ利かせると、力の抜けた感じになってこなれた雰囲気に仕上がります。Tシャツは汗をかいたら洗濯すればいいし、何より街にこんな格好の人がいっぱいいるので、悪目立ちしないのも気に入っています。

これでも寒かったら、もう下もダウンパンツにするしかありません。アウトドア用のダウンパンツはシルエットがイマイチなことが多いのですが、こちらは細身にして都会的なデザインに見えるようにこだわりました。あと、ダウンジャケットは口元を覆うほど襟が高いのも特徴なので、寒さに耐えられなそうになかったら上までジッパーを上げて冷気をシャットアウトします(苦笑)。

アイテム
ダウンジャケット/K-3B
Tシャツ/+CLOTHET
ダウンパンツ/K-3B
サングラス/FIXER
マスク/K-3B
時計/エドックス
靴/TOD’S No_Code

最後は、上をライトダウンジャケットに替えたスタイル。このジャケットは、身頃はダウン入りですが、袖の生地を切り替えてストレスフリーな着心地を実現しました。コートのインナーとしても便利ですが、僕の場合はこちらをゴルフ練習場に行くときに使っています。ダウンは入っていない分、腕の可動域が広くてスウィングの邪魔をしないんですよね。これ、ゴルフをする人にはかなりおすすめです。

アイテム
ダウンジャケット/K-3B
Tシャツ/+CLOTHET
パンツ/K-3B
サングラス/FIXER
マスク/K-3B
時計/エドックス
靴/TOD’S No_Code

今回のスタイルにもエロスを感じないかもしれませんが、それこそが狙い。最近では、エロスは隠すからこそ匂い立つものだと勝手に解釈しています(苦笑)。強いていうなら、プレミアムダウンのほうは上半身が大きく見えることでしょうか。マッチョな感じの上半身だけれど、脚は細いというバランスが好きなんですよね。

ほら、ディズニー映画の『美女と野獣』の“野獣”のシルエットですよ! 
やさしさがひらいてく 愛のとびら♪
耳を澄ますと、May J.が歌った主題歌が聴こえてきますよね。僕も真実の愛を探して、ベルのような美女と恋に落ちたい……。

上下セットアップで着ると、ミシュランというか、電人サボーガー的な雰囲気もありますが、そのへんはご愛嬌♡


今回のスタイルのキモは……。

●ワンマイルウェアはモノトーンが基本。
●黒を中心にして白をちょっと入れるとこなれて見えます。
●真冬はハイスペックのダウンジャケットが手放せません。
●結局、ラクでカッコいいのがいちばん。
●新しい生活様式は、無理せず、油断せず、続けることが大切。


Photo: Ikuo Kubota (OWL)
Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


 

8冊目の書籍がダイヤモンド社から発売することになりました。タイトルは『これだけでいい男の服』。

世の中信じられないぐらいの洋服や情報が溢れ過ぎていて何を買ったらいいのか?どう着たらいいのか? よくわからない方もいらっしゃるんじゃないかと……。ということで今回は、僕が考える究極アイテム50とそれを使った春夏秋冬スタイル30をご紹介することにしました。ある意味、干場流服装術の集大成。

いつ誰が見ても参考になるように、着こなしはベーシックに、写真から文章表現まで熟考を重ね、わかりやすく作りました。少ないアイテムで1年間のさまざまな「装い」を網羅しなければいけなかったのでかなり苦労しました。おかげでこの数ヶ月、徹夜続き(涙)。

でも長年ご一緒している信頼出来るスタッフの協力もあって、とても良い本に仕上がりました。掲載しているスタイルは、僕が素敵だと感じる基本スタイルの一部です。ですのでこのスタイルをベースに、自分の個性や色を足したり引いたりしながら、自分のスタイル(型)を築き上げていただければ幸いです。

「お洒落」と「装い」は違います。「お洒落」は、意味も考えずとりあえず洋服を羽織れば成立しますが、「装い」とは、洋服の基本的なことを知り、いつどこに誰と何をするために着ていくのかを考えなければいけません。それぞれのアイテムの由来や基本的な着こなしのルールを知れば、いつ、どんなときに、どんなものを身に着けるべきかを知ることができます。

今、多くの人が知るべきは、ファッション誌に書いてある流行の「お洒落」ではなく、服装の理論に基づいたグローバルに通用する「装い」です。この考えはトレンド好きな女性にも通用するものです。

ハイエンドからファストファッションまで、着尽くしてたどり着いた結論! 年齢や役職に合った服装とは?  投資価値のある服とは? 必要最小限の服で、ビジネスカジュアル・スーツ・私服を網羅した「これだけでいい男の服」。少しでも多くの方々にご高覧いただきお役に立てれば光栄です。ぜひ読んでみて下さい。


「これだけでいい男の服」

(ダイヤモンド社)

【エロサバ】-Hoshipedia

「エロサバ」とは、エロいコンサバの略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのに、なぜかエロく見えるスタイルのこと。例えば喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着ていて、メイクもナチュラルで抑制しているのに、不思議と色っぽく見えるスタイル。例えば、普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンの開け方や袖口のまくり方でSEXYに見えるスタイル。粗悪な素材でデザインが変わっているシャツでは駄目。上質な素材でベーシックなシャツだからこそ、崩して着こなしても上品さが保てるのです。男性で例えるなら、仕立てられたグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに黒の無地のネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのに、内側から大人の色気が香るスタイルのこと。



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