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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

2022年こそ、カッコイイEV車よ、出てこいや!

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

カーデザインの主流はグリルレスデザインへ移行

100年に一度の変革期といわれて早幾年月。バッテリーEVの登場と充電ステーションの普及は私たちにも目に見えてわかる変化ですが、2022年はさらにこの流れが加速し、日常の風景に違いを感じる1年となることは間違いなさそう。

充電風景はさておき、バッテリーEVの増加とともに、どうにも馴染めないのがグリルレスデザインの氾濫です。確かにエンジンを冷やさずに済むバッテリーEVの特性がカタチに表れた格好ですが、既存のモデルに追加されたバッテリーEVのカッコ悪さがハンパない。

トヨタbZ4Xやスバル・ソルテラなど、当初からバッテリーEVとして設計されているモデルは相応にカッコいいと思います。メルセデスのEQSにしても、新時代のSクラスに見えます。BMWはちょっと外し気味なのでこれからに期待するとして、今後さらにカーデザインの重要度が増すことだけは確かだと思います。

自動車の電動化が進めば、昨今の業界再編劇じゃありませんが、メーカー間の垣根を超えた共同開発、生産工場の共有化がさらに加速するはず。トヨタ&スバルのコラボのように、新規車種において、この先はトヨタ&マツダなんて組み合わせも考えられます。もっと驚くようなニュースもありそうな予感。


©︎Getty images

さて、いまさらですが、どうにも納得できないのがCO2と気温上昇の関係です。これまでの平均気温15度から14度に変更してまで気温上昇を叫び、ことさらCO2を悪者にするその手法はまさに陰謀と評する専門家もいます。そしてCO2排出権はカーボンクレジットとして取引されますが、わかりやすくいうと“空気で金もうけを企んだ人々がいる”ということ。そして最終的には我々消費者がこのお金を負担しなきゃいけない。

ワタシ自身は化石燃料の消費を現在より減らし、未来を切り開くために、新たな動力源を開発することは支持しますし、その必要性は強く感じます。ようはバランスの問題。ただ世論を誘導し膨大な利権を貪る、その手口がおどろおどろしいといっているのです。コレすなわち政治の問題。

政治といえば2022年は米国で中間選挙が行われます。投開票は11月8日の予定。現状の空気感は共和党が巻き返し、民主党が大敗するとの予想があります。しかし、そうなるとワタシの懸念は現勢力が起死回生の開戦に踏み切る可能性があるのでは? ということ。風向きは一瞬にして変わりますが、コロナ以上に予断を許さない空気を感じます。

本気で米中開戦となれば、はるか台湾問題を飛び越えて、さらに奥地へと火種は及びます。そうなれば世界が揺れ、この機に乗じ中東も危うくなるでしょう。東欧もまたしかり。もう北方4島だ、尖閣だ、というレベルじゃありません。

新年早々から脳内を不安の塊にしてはいけませんが、国内の空気感以上に世界では激しく綱引きが行われている印象をもちます。心のどこかで非常時に備えておくべきでしょう。

ここ数年、日本の足元を見れば、全体像は低迷の一言。翻り思い出すのは消費税率引き上げ時に当時の首相が「リーマンショック級の出来事がない限り10%にしていきたい」(2018年11月1日衆院予算委員会)といったこと。まあ口約束にもあたらないのでしょうが、コロナってリーマンショックより格下なんですかね?

厚生労働省がまとめた「2019年国民生活基礎調査の概況」によれば、日本の平均所得金額は552万3000円(中央値437万円)なんだそうな。コロナ前でこの数字。いったい手取りでいくらよ? 無論、世界という相手あっての話ですが、ボンクラな舵取りにもほどがあるでしょうに。

さてさて。次回からはいつものようにブツヨクと妄想で一喜一憂、楽しくいきましょう。本年もよろしくお願い申し上げます。

Text:Seiichi Norishige



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