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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

カウンタックからレクサス、ホンダS660まで。今年のクルマ大賞は、これだ!

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

第4回妄想ドライブ大賞2020-2021発表!

年末にゆる~く開催してきた『妄想ドライブ大賞』も今回で4回目。名誉・栄誉はサラサラ無縁。自動車を嗜好品ととらえれば価値基準も千差万別。十人十色であります。

妄想なくして人類の発展がなかったように、自動車もまたの妄想の賜物。だから自動車は面白いし、人生に喜びを与えてくれます。そして時間を共有できる同乗者がいれば、さらにドライブが楽しくなります。

お祭りなのでエントリーは基本的に新車ですが、デビューから何年経過しようと新車販売があればOKというのが変わらぬルール。だから連覇もあり。それでは始めましょう!

【ラグジュアリーカー部門】ルーシッド・エアー / 本田三姉妹
スタートアップ企業としてリヴィアンとともにその動向が注目されてきたルーシッド。どちらも将来が期待される米国のEVメーカーですが、安心材料は2021年内に両社とも初出荷を終えていること。

両社ともクルマより株価の話題が先行していますが、リヴィアンは2021年11月10日の公開で1兆3500億を調達。なんとか出資メンバーに名を連ねるアマゾンが大量発注したデリバリーバンの生産見込みが立ったのかもしれません。

しかし、コンシューマー的にはどうでしょう? ビジネス的には有利に見えるリヴィアンも早々に商用車を作るワケですから、時代が変わるとはいえ、富裕層から見ればまだまだオモチャの枠を出ないEVという印象もあります(嗜好品として)。

リヴィアンは手堅くSUVから作りましたが、ルーシッドはラグジュアリーサルーンのエアーを皮切りに、第二弾としてSUVを発売します。ブツヨク度でいえばワタシは断然ルーシッド・エアー。近未来感も抜群です。エントリーモデルなら7万ドル台。申込金300ドルはクレジット決済可能です。

というワケで、ルーシッド・エアーに乗ってお迎えに行きたいのは本田三姉妹。娘3人乗せてドライブするなんて夢のようです。

※前年度メルセデス・マイバッハSクラス/芦田愛菜さん

【スーパーカー部門】ランボルギーニ・カウンタックLPI800-4 / 父親

スタートアップ企業と異なり、既にブランド価値を確立したスーパースポーツカーメーカー。EV化にあたり量産メーカーとはまた違う神経の使い方が求められます。

そんな難関を新生カウンタック(PHEV)の一撃で乗り切ったランボルギーニは天才かもしれません。フロントマスクやフェンダーライン、ウインドウの傾斜角など、往年のカウンタックを連想させるLPI800-4は誰も否定することができませんから。

初ドライブはスーパーカーブームを見守ってくれた父親を乗せて楽しみましょう(Sold Out)。

※前年度ポルシェ911ターボ・カブリオレ/腐れ縁の友人

【グランツーリスモ部門】BMWアルピナB8グランクーペ / 嫁

これほど文字で魅力を伝えるのが難しいクルマはありませんね。乗り心地も速さも数字ではわからないその味わい(演出力)はもはや異次元。同乗走行でしかわからないと思います。とにかくアルピナに変わるクルマはありません。

M8グランクーペが2231万円。対するアルピナは2557万円。悪目立ちせず、京都のお忍び旅行もOKなキャラクター。迷わずアルピナを選びましょう。

※前年度ランボルギーニ・ウルス/嫁

【SUV部門】レクサスNX / マッチングアプリのお相手

ブランド力、デザイン、完成度と三拍子揃ったNXは無敵のSUVと評するしかありません。デビュー後は人気と資材不足がたたって今なお納期未定ですが、2.5Lのガソリン車ならエントリー価格455万円。無論、ハイブリッドやPHEVもラインナップ。独身者がモテを体験するにふさわしいSUVだと思います(既婚者はご注意を)。

※前年度ニッサン・ムラーノ/愛犬(猫可)

【好感度No.1カー部門】ボルボV60 / 愛犬

清潔感と並び好感度ほど人を惑わす評価軸はありません。この2つの要素を合わせもつクルマって、何年たってもジープかボルボなのかなと実感します。

一昨年は同じ60シリーズでもセダンのSを推しましたが、2022年はステーションワゴンのVが時流を越えていい感じに。いまだ欧州では嫁の尻に敷かれた男のクルマ、という評価もありますが、逆手に取れば安心男子の目印ともいえます。

シティユースからアウトドアまで、ステーションワゴンの使い勝手と走りのバランスは天下一品。最新版エントリーモデルは、48Vハイブリッドシステムと新開発7速AT(DCT)を搭載し499万円。他のモデルは600万円超えなのでコスパは抜群です。とはいえ、愛犬をエサにナンパに明け暮れないように。神様が見ていますよ!

※前年度ジープ・ラングラー/銀座高級クラブのお嬢さん(休日ゴルフ)

【えっちぃカー部門】レクサスRX +アクアHV / リターンズ(愛人)

妄想力がもっとも高まるのが此方です。前年に引き続き熱いオッサンライフの続きを観察しましょう。

クラウンから流行りのSUVハリアーに乗り換え若さを取り戻したエロ社長。老練なテクを駆使し本質カマチョな女子社員に爪をかけたものの、入社初年度に「ワタシ結婚するのキャピピ~」と告げられる。寿退社のご祝儀は社用車として買い与えたGRヤリス。マニュアル操作は愚息のオットセイで鍛え抜かれ実力十分。嫁に行ってもよかろう。

そんな物思いにふけっていると、懇意にしていたセールスから電話が鳴ります。「社長、今度トヨタからレクサスに移動になりました」の報告が。「栄転だね~」と水を向けると、「生産調整でクルマが足りないから高額でハリアーを引き取りたい」という申し出。

なるほど。「オレにレクサスと入れ替えろというワケね」。「流石社長!」という調子のいい声。で、セールス氏が早速デモってきたのがひと回り大きなRXだ。ま~いっか、と思い契約書にハンコ。

無事納車。ルンルンで出かけると見覚えのあるピンクのヴィッツとすれ違う。そういえば10年前、減価償却を終えた社用車を寿退社の愛人に渡していたのだった。

健気な奴め。ハイブリッドでも買ってやるか・・・・・・。そう思い追いかけるオッサンであった。

※前年度トヨタ・ハリアー/愛人(GRヤリス)

【特別賞】ホンダS660 / 友人

ホンダの元気が見えないのは寂しい。シビック・タイプRの開発が佳境とはいえ、安泰なのは軽自動車のみ。N660やNSXはコストを回収できるクルマじゃないのは最初からわかっていたこと。もしNSXがV6ツインターボで1500~2000万円の価格でデビューしていれば間違いなく大賞でした。仕方ないので追加生産の努力をたたえS660とした次第。現場の皆さん、ホンダファンは待ってますよ~!

※前年度ホンダe/コンビニの看板娘

【妄想ドライブ大賞2020-2021グランプリ】該当車なし

話題の新型車多数あれど残念ながら該当車なし。一瞬、新型ダイハツ・ハイゼットトラック、もしくは新型スズキ・アルトにと思ったが踏みとどまる。どちらも発売直後だけにイマイチ評価定まらず。ここまでの受賞車にしてもグランプリに届かず。まあこんな年もあるさというワケで2022年に期待しましょう。

※前年度トヨタ・コースター園児専用車/保育園の若い先生

Text:Seiichi Norishige



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