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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】衝撃の告白。なぜ夫は下着を盗んだのか。

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

突然の警察官の訪問。宮田玲奈(仮名)は動揺を隠せない。

前編はこちら
 

夫の徹也を相手に、警官が話し始めた。聞けば、近所で下着泥棒が出たらしい。女性の下着を外に干さないようご家族で気をつけてください、という話かと思えば、容疑者に徹也の名前が挙がっているという。マンションの防犯カメラの映像に、徹也らしい人物が映っていたというのだ。

「〇〇マンションの102号室です。宮田さん、覚えはありますか?」

警官の問いに、顔面蒼白で表情をこわばらせたままの徹也。

©GettyImages

「え? どういうこと? まさかパパじゃないよね。そんなことしないでしょう。するわけないよね? そうだよね? ねぇ、違うって言ってよ!!!」

玲奈は徹也の腕を掴みゆすりながら、震える声で訴えたが、反応はない。

「何か知っていらっしゃるようですね。では、詳しくは署の方でお伺いしますのでご同行願います」

徹也はあっさりと連行されてしまった。警官の訪問から、わずか5分ほど。動揺のあまり腰が抜け、その場にへたり込んでしまった玲奈のもとに、子供たちが心配そうに近づいてくる。

「パパどうしたの?お巡りさんとどこにいったの?」

1年生の長男が不安そうな眼差しでに問いかけてくる。抜け殻のようになってしまった玲奈は涙を浮かべながら、「大丈夫、大丈夫だから。すぐに帰ってくるよ」と答えることしかできなかった。

 

「たまたま通りかかったところにレースの下着が干してあり、衝動的に盗んでしまった」警察に連行された徹也はあっさりと自供した。ほんのわずかな気持ちのゆらぎから、犯罪に手を染めてしまったのだ。



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