王道中の王道ROLEX。日本一、いや世界一知名度が高いロレックスですが、みなさんはロレックスのこと、ちゃんとご存知ですか？
なんとなくカッコイイから、資産価値が高いからと言って選ぶのはもったいない。なぜなら大人の男性にとっては身に着ける腕時計はご自身のステイタスとも直結します。
今回お話しするのは、ロレックスの針について。小さいパーツですが、とても重要な役割を担っている存在ですよね。
まずは腕時計における針の名称と機能からおさらいしておきましょうか？
【腕時計 針の名称】
・時間：時針、短針、短剣と呼ばれることも
・分：分針、長針、短剣と対で長剣と呼ばれることも
・秒：秒針
三針タイプの場合、基本的には短いものが時間を、長い針が分を、細い針が秒を示します。
高級腕時計の針には様々なデザインのバリエーションが用意されており、それぞれのモデルのコンセプトに合う針が採用されます。
近年、ロレックスの針にはどんな種類があるのかここからご紹介していきますね。
バー針
＃腕時計魂での＠watch_out_srlさんの投稿より
ロレックスの「デイトジャスト」
針の先端が平らになっているオーソドックスなタイプです（バー：棒のこと）。
シンプルでクセがないデザインとなっており、スポーツウォッチ・ドレスウォッチ問わず、様々なモデルに採用されています。ロレックスで代表的なのは「デイトジャスト」でしょうかね。
＃腕時計魂での＠watchlovers20180102さんの投稿より
オイスターパーペチュアルも蛍光塗料が塗ってありますが、バー針です。
メルセデス針（ベンツ針）
＃腕時計魂での＠wave512001さんの投稿より
「エクスプローラー」
時針の先がメルセデス・ベンツのロゴマーク “スリーポインテッドスター”に似ていることから、「メルセデス針」と呼ばれています。
＃腕時計魂での＠mf08spさんの投稿より
「サブマリーナー」
ロレックスでは「サブマリーナー」や「GMTマスター」等のスポーツモデルに採用されていますね。ちなみに、蛍光塗料を落ちにくくする為にこのような加工になっただけでメルセデス・ベンツとの関係はありません。
ペンシル針
＃腕時計魂での＠kss_visualさんの投稿より
指針の先がペンのような形をしていることからペンシル針と名づけられました。
夜光塗料を塗りやすいデザイン性であることから、ミリタリーウォッチにもよく採用されています。旧型の「ヨットマスターⅡ」もこの針でした（2017年のバーゼルワールドでマイナーチェンジされ、メルセデス針が採用されています）！
そして「ヨットマスターⅡ」にはレガッタクロノグラフ（レースなどのカウントダウンを計測する機構として開発されたのがレガッタクロノグラフ。ヨットマスターIIの場合は、最大10分間のカウントダウンが設定できます）と、GMT機能も搭載されているので、針がたくさん！
GMT針については、この後ご紹介します。
クロノグラフ針
＃腕時計魂での＠rolex_tripさんの投稿より
いわずもがな、ロレックス唯一のクロノグラフモデル「コスモグラフ デイトナ」にはクロノグラフ針が搭載されています。
クロノグラフとは、「ストップウォッチ」のことですね。デイトナは３つ目仕様のクロノグラフで、３時位置に30分積算系、６時位置にスモールセコンド（秒針）、９時位置に12時間積算系が搭載されています。
GMT針
＃腕時計魂での＠love_rolex_5_digitさんの投稿より
GMTとは“Greenwich Mean Time”の略で、いわゆるグリニッジ標準時のこと。
この機能を搭載している腕時計では第二時間帯を表示できるのです。通常の針とは別に第二時刻を表示する針があり、例えば、海外に旅行に行ったとき瞬時に自国の時間を見ることができます。「GMTマスター」の先に三角がついた赤い針のことですね。
イナズマ針
＃腕時計魂での＠kuro_r32さんの投稿より
イナズマ針は、ロレックスが誇る最高品質の対磁時計「ミルガウス」に使用されている時計の針です。秒針がイナズマをイメージして作られたことからこの名前がつけられました。
今回はロレックスの針についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
小さなパーツではありますが、デザインと機能に置いて重要な存在であることが改めてご確認いただけたかと思います！
Text：FORZA STYLE
