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これは欲しい!北米では大人気のスバルアウトバック「ウィルダネス」は日本上陸なるか

安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

2021年10月、スバルのフラグシップSUV「レガシィアウトバック」の新型が日本で発表となった。北米では2019年より新型が販売されているが、今回、ようやく日本導入となった。この新型レガシィアウトバック日本登場の際、ファンからは、「アウトバックウィルダネスも日本に導入を!!」という声が多く上がっていた。

「アウトバックウィルダネス」とは、アウトバックの特別仕様モデルのことで、「荒野」を表すウィルダネスは、アウトバックの走破性と機能性をさらに強化し、タフでラギッド(堅牢)なキャラクターに磨きをかけたモデルだ。2021年3月に北米で登場した「アウトバックウィルダネス」。その魅力と日本導入の可能性について考察しよう。

 

■「荒野」という名前がぴったりの特別仕様車

アウトバックウィルダネスのボディサイズは、4860mm×1895mm×1700mm(全長×全幅×全高)と、アウトバックに対し、全幅が40mm、全高が20mm大きくなっている。「荒野」を走破するのに重要な最低地上高も、アウトバックの220mmから240mmへと高められた。

エクステリアは、ウィルダネス専用にデザインしたプロテクターが、いたるところに採用されている。特に、前後バンパーとフェンダーに大きなボリュームをつけたことで、より立派になった。また、太陽の反射光を軽減するアンチグレアフードデザインを施し、積載能力を向上させる骨太なルーフレール、左右両方に装着した牽引フックといった、オフロードで活躍する専用装備を採用。ファッション性を向上させながら、山や海で遊ぶギアを運ぶのに適した装備も施されている。

ベースのアウトバックよりも全幅40mm全高20mm大きくなった、アウトバックウィルダネス。最低地上高も240mmとたっぷりある

インテリアは、派手なエクステリアとは対照的に、おとなしめな印象だが、ブラックとグレーのダークトーンでまとめた内装のところどころに、アクセントとして施されたアナダイズドイエローが目を惹く。ヘッドレストにプリントされた「WILDERNESS」のロゴも特別感を演出している。シートに耐久性と防水性を向上させた素材を採用したことで、水にぬれた道具なども安心して積めるようになった。

アナダイズドイエローが目を惹くアウトバックウィルダネスのインテリア

パワートレインは、2.4リッター水平対向4気筒ターボエンジン(最高出力260PS、最大トルク375Nm)に、8速マニュアルモード付リニアトロニックを組み合わせる。アウトバックの2.4リッターNAエンジンと比べ、最高出力は78PS、最大トルクは135Nmも向上している。

さらに、極低速時のトラクション性能を向上させるためギア比も変更しており、勾配40%もの登り坂も走行可能となった。X-MODEには「DEEP SNOW/SAND/MUD」が加わり、どんな路面でも走破できるよう、セッティングされている。

海外では、写真のような荒野をクルマで走りに行くアクティビティが流行っているという。高い車高や、オフロード向けタイヤ、樹脂製フェンダーモールなど、オフロードスタイルが好まれる傾向だ。

ちなみに、アウトバックウィルダネスは、トヨタのRAV4 TRDオフロードと、Jeep チェロキートレイルホークが競合車として意識されている。背高のステーションワゴンであるウィルダネスと、ミドルクラスSUVであるRAV4とJEEPだが、意外にも、最低地上高だけ見れば、アウトバックウィルダネスの方が大きい(RAV4は218mm、JEEPは220mm)。

しかもこの3モデルは、ウィルダネスが3万6995ドル、RAV4は3万6080ドル、チェロキーは3万6785ドルと、邦貨アンダー400万円で価格帯もほぼ一緒。この手のコンパクトな「クロカンSUV」を検討する北米ユーザーにとっては、悩ましいところだろう。

 

■日本に導入すると500万円を超える可能性も

さて、冒頭で触れたように、日本導入が熱望されているアウトバックウィルダネスだが、日本の状況を見ると、ロッキー/ライズやヤリスクロスといった、コンパクトで「ゆるい」SUVが人気絶頂の状態。アウトバックウィルダネスは、それらと比べてサイズはだいぶ大きく、日本での使い勝手に優れるとは言い難い。

ただ、アウトバックウィルダネスと同じくクロカンタイプである、新型ランドクルーザー(2021年8月2日発売)が3~4年待ち、スズキのジムニーも1年以上待ちとなっていることを考えると、日本でも、この手のクロカンに一定の需要はあるとも考えらえる。また、ランドローバーのディフェンダーや、Jeepのグラディエーター(2021年12月発売開始)など、本格的なオフローダーも、日本へ続々とやってきている状況。これらを考えると、アウトバックウィルダネスの日本導入もないとは言い切れない。

大きめのルーフラックを載せて、スキー場やキャンプ場などへ行けば、大いに「映え」そうなエクステリアデザイン。リアスタイルも秀逸。日本にも導入されたらかなり面白い一台だが、残念ながらその可能性は低いだろう。

ただし、ベースの新型アウトバックが、約415~430万円することから、専用装備や、2.4リッターターボを搭載するウィルダネスはおそらく、500万円を超えてくるだろう。ここまでくると、ランドクルーザーのベースモデルが見えてくる価格であり、販売は簡単ではない。これらを考慮すると、残念ながら、やはりアウトバックウィルダネスの日本導入は厳しいだろうか。

Text:MMM-Production,Tachibana Kazunori
Photo:SUBARU
Edit:Takashi Ogiyama

スバルアウトバックの公式サイトはこちら



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