アイキャッチな上にコーデしやすい、こう見えて使い勝手いいんです
第28回はニューバランスのXC-72です。
1万3200円(税込)／ニューバランス（ニューバランス ジャパンお客様相談室）
創業100年を超える「ニューバランス」は、その歴史もあって名作も数多く、愛用しているという方も多いかと。近年特に注目を集めているのは、「過去から見た未来と、未来から見た過去を表現する」レトロフューチャリズムをコンセプトにしたフュージョンモデル。アーカイブのいいとこ取りのモデルは、人気必中で「327」や「57/40」などがその好例。今や同ブランドの鉄板シリーズと言えます。そんな融合モデルの待望の新作が「XC-72」。
デザインソースは、1979年に登場した「Three of the Best」というキャンペーン広告。ニューバランスが提案した広告で、異なるランニングタイプから最適な一足を提案すると言うもの。本作は、トレイルランニングシューズの「375」とクロスカントリーシューズの「XC15」、そして軽量ランニングシューズの「620」のディテールを取り入れています。
突き出したヒールとスクエアトゥがボリューム感を醸し出しつつも、アッパーはシャープにまとめたバランス感が魅力。スエードとスムースレザー、メッシュの異素材で構築したアッパーが、クラシック感を演出しモードスタイルとも好相性。スポーティスタイルに合わせてフューチャリスティックなエッジを効かせるもよし、キレイめコーデのハズしとしても活躍します。
前シーズンの327や57/40も当時大きな注目を集めましたし、昨今はレトロブームでありスポーティ気分が続いていますからね、本作は実に今どき。スニーカー好きはもちろん、旬なお洒落を楽しむなら一足は手にしておきたいところです。
375とXC15のソールパターンを半分ずつ取り入れた、アシンメトリーデザインがアイキャッチ抜群。見た目だけでなく、グリップ力や衝撃吸収性といった機能性もバッチリです。
軽量でクッション性に優れたEVAミッドソールは、ランニングシューズの620がソース。随所にアーカイブのディテールを取り入れており、探すのも楽しめるツウ好みなデザインに。
センターをブラックで切り替え、異素材ミックスがメリハリを与える、洗練された雰囲気も魅力的。その一方で、スポンジが剥き出しになっているシュータンでクラシック感も両立。ニューバランスの中でも高い人気を誇るビッグ N ロゴも見どころです。
1万3200円(税込)／ニューバランス（ニューバランス ジャパンお客様相談室）
様々なコーデに合わせやすい、汎用性抜群のブラックもラインナップ。上の白スニと反転したような配色は、センターの切り替えがアクセントに。もっと派手に攻めたい！ と言う方、豊富なカラバリを揃えていますのでご安心を。
Photo：Naoto Otsubo
Styling：Takahiro Takashio
Text：Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ニューバランス ジャパンお客様相談室 0120-85-7120
