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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

マットブラックは攻めの表れ!? ホンダ新型ステップワゴンに熱視線!!

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

2022年のホンダはニューモデルに社運を賭ける

ホンダから看板車種の一つ、ミニバンの新型ステップワゴン(6代目)のティザー画像が公開された。発売は2022年春。早ければ事前予約が2月、そして3月には正式販売というスケジュールも考えられます。年明けには強敵ノア&ボクシーが正式発売されるので、早々に今回の画像公開となったのかもしれません。

SUV流行りの昨今、ファミリーカーとして一時期の販売量は見込めないものの、いざ所有し使ってみるミニバンは便利この上なし。お子さんがスポーツ系のクラブ活動などしているご家庭なら身に染みておわかりでしょうが、送迎に、趣味に、ミニバンは大活躍。じつに利便性が高いクルマなのです。

初代ステップワゴンは1996年5月8日にクリエイティブムーバー・シリーズの第3弾として誕生。この『クリエイティブムーバー』とは、『使う人の生活をより楽しく、豊かに広げていける「生活創造車」を目指したホンダの新発想のクルマ』というのが公式のアナウンスでした。当時の価格(東京)はエントリーモデルの5人乗りが154万8000円、最上級モデルの8人乗りでも214万8000円と、大変お値打ちでした。

ちなみに、クリエイティブムーバー・シリーズ第1弾が1994年のオデッセイ、第2弾がSUVのCR-V。そして、ステップワゴンを挟んで第4弾が2列シートミニバンのS-MX(下の画像)となります。振り返って生活創造車なんて聞くと生活臭がするのですが、イマドキの言葉に変換すればライフスタイルカーとなります。

プレミアムなオデッセイから見れば格下だったステップワゴンですが、必要にして十分な装備と価格が相まって大ヒット! デビューから3年を迎える頃には30万台を売り上げます。

そして2001年に2代目モデルへ。バブル崩壊と、初代モデルに対しいい意味でシンプルな良質感に欠けたデザインがたたったのか、デビュー初年度こそ10万台を売り上げたものの、グレードアップしたクルマづくりにかかわらず2年目に大失速。ちょっとした黒歴史に。

2005年にフルモデルチェンジした3代目が誕生。低床・低重心プラットフォームを開発しセダン並みの走りを具現化。具体的には60mmの低床化で全高を75mm下げたにも関わらず室内高を稼ぎ、また重心位置を40㎜下げたことでミニバンでありながら安定感ある走りを実現しています。

以降、4代目は2009年に、5代目は2015年に誕生し現在に至ります(画像は2020年1月発表の最終モデル)。もし現行型が気になる方は早めに在庫車両を探しましょう。

今回公開されたティザー画像の6代目ステップワゴンは、ボディカラーにマットブラックを採用している点に注目です。これもホンダの戦略なのでしょう、新型ノア&ボクシーがアルファード人気の波に乗れとばかりにキンキラど派手系で攻めるように、コレに新型ステップワゴンはガチンコで対峙するように見受けられます。

さて、どうなることやら。いずれにせよ私たちにとって選択肢が増えることは良きこと。ホンダの2022年に期待しましょう。

Text:Seiichi Norishige

ホンダ



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