ラギッドにも上品にも飾れて長く愛用できるって最強でしょ!
第416回目は、ソフネットのバーシティジャケットです。
スポーティや90年代ストリートにアメカジ、と様々なトレンドキーワードが並ぶ昨今では、その全てを網羅できるスタジャンが最注目の旬アウター。スタイルを選ばずに今どきをまとえるわけですから重宝するのは言わずもがな。とは言え、大人が着こなすとなるとさらにワンランク上を目指したいところ。若者と差をつける“上品さ”が必須なんです。で、イチ押ししたいのが「ソフネット」の鉄板定番。
洗練された普段着をコンセプトに、1998年に前身となる「ソフ」をローンチ。2002年にソフネットの名を冠し、今もなお若者から大人まで幅広い世代から支持されています。ベーシックなルックスで品格も得られるアイテムを探すなら、まず押さえておきたいブランドであり、その象徴的な一着がこちらのスタジャン。
ルックスは至ってシンプルで、ありがちなワッペンやロゴは皆無。しかしながら、艶っぽい光沢を放つカーフレザーが、しっかり存在感をアピールします。レギュラーフィットの適度なシルエットは、ボトムスを選ばず様々なスタイルと好相性。スラックスやスリムなパンツと合わせればモダンに、チノパンやワイドなブルーデニムといった王道のアメカジとなら男らしさを演出します。
気楽に羽織って旬を装えるとともに、この先何年も着られる普遍性も持ち合わせる本作。お洒落な大人から一目置かれるブランド力も考えれば、最強の一着と言うに相応しいかと。
同ブランドを象徴するディテールで知られる、袖口のジップポケット。さり気なさもポイントですが、riri社製のジップを採用した男心くすぐるこだわりが見どころです。
ゆったりとしたシルエットが特徴のスタンドカラーブルゾン。モナルーチェストレッチツイル素材を採用し、しっとりとした心地よい肌触りが魅力です。ライニングは軽量で高い保温力を持つ、テフロンポリエステルタフタをキルティングでデザイン。チラリと見えるライニングのカーキは、コーデのアクセントにもなります。
実はこのブルゾン、リバーシブル仕様。紐で留めるラップブルゾンとしても着こなせます。ほっこりとしたルックスは、ゆるいオフカジュアルに最適。表面だったモナルーチェの質感を感じられるので、着心地も抜群です。
今季新作の一着は、旬なルーズシルエットを構築するオーバーサイズコート。ポリエステルをブレンドしたウールビーバー素材が、ウールコートの持つ重厚感はそのままに軽量化を実現。コンフォートな着心地のまま高い保温力を発揮します。やや高めにあしらったフロントポケットが、脚長に見える視覚効果をもたらしスタイルアップに有効。
太いラペルは、落ち感のあるシルエットと相性がよく、存在感あるVゾーンを演出。そこに付属するブランドロゴのピンズが、オールブラックのシンプルなルックスに目を引くアクセントを加えます。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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