往年のアメリカンスタイルを感じられる一枚です!
さてさて、第21回目はギルダン(GILDAN)のロンTです。
ギルダンといえば、Tシャツの販売枚数が年間7億枚超えという天文学的な実績を誇り、アメリカにおけるプリント用Tシャツのシェアも約70%に達しているというモンスターブランド。
現在は、かつてのテイストはそのままに、日本人の体型に合わせてデザインされた「ジャパンフィットシリーズ」や、高級糸を使用したプレミアムTシャツなんていうのもリリースされたりしていますが、選んだのはもちろんベタなアメリカ仕様。しかも、サイズは2XLです。
着丈81cm、身幅66cm、裄丈(ゆきたけ)100cmという、数字だけ見てもイマイチ実感が湧きにくいので、iPhone13 Proを重ねてみましたが…、なんとなくデカいのぐらいは伝わりましたかね。
身体にフィットする着心地抜群なカットソーも大好物なんですが、いまの気分は往年のストリートを思い返すようなビッグシルエット。多分に空気を含んだ、くるよちゃんみたいなのを着たい。「どやさ!」
オープンエンド糸を用いた6オンスのウルトラコットンは やや肉厚で、サラッとしてドライな質感が心地好く、首のリブはダブルステッチに加えて伸び防止のテープで補強されているので、耐久性があって型崩れもしにくい。
ただ、袖リブの作りに関しては、マジか?って思うほど雑(笑)。でも、通常のサイズなら1枚800円、2XL以上のビッグサイズでも950円ですから、ギリ許せちゃいます。
スウェットやニットを着るほどは寒くないけど、Tシャツでは心許ない。そんな、いまの日本の秋みたいな暑いんだか寒いんだか分からない季節に結構重宝してくれるので、白と、同じくらい使い勝手の良いネイビーを2枚ずつ備えてみました。
そうそう、この6.0オンスのウルトラコットン長袖Tシャツは、20色以上のカラバリが揃ってるので、インナーに使ってチラ見せするような着こなしも楽しめるんです。
さすがに 5000円オーバーのTシャツをカラバリ豊富に揃えるのはハードルが高そうですが、1000円以下なら遊び感覚で買ってみるのも悪くない。
これぞ、プリント用ボディで世界トップレベルのシェアを誇るギルダンの魅力。ユニクロにはない面白さです。
万が一、外に着て行かなくなっても 室内着やパジャマとして天寿を全うさせてあげられるので、気になった方はまず1枚買ってみてはいかがでしょう?
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka