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FASHION 僕が捨てなかった服

ラルフ・ローレン本人が東日本大震災チャリティで贈った!? レアなデニムジャケット

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人生には、どうしても手放せなかった服、そう「捨てなかった服」があります。そんな服にこそ、真の価値を見出せるものではないでしょうか。そこで、この連載では、ファッション業界の先人たちが、人生に於いて「捨てなかった服」を紹介。その人なりのこだわりや良いものを詳らかにし、スタイルのある人物のファッション観に迫ることにします。

夢があるので、一生捨てられません!

バーニーズ ニューヨークの顔的存在として、PRや自社メディア、オンラインストアを統括する中野光章さん。インディアンジュエリーに対する造詣が深いのは業界内外でも有名で、数多の名作を備えています。

ファッションにおいても、モードにとどまらず、古着、ストリート、はたまたアルティザンまで幅広いジャンルに精通する中野さんが、思い入れが強くて捨てられなかった服をご紹介する企画の第13回目は、ダブルアール エル(RRL)のデニムジャケットです。

「このデニムジャケットは、いまはなき『フリー&イージー』誌が主催していたラギッドミュージアムで購入したものです。

MADE IN U.S.A.で、1stをモチーフにしたデザインで、背中には"FIVE POINTS M C BOWERY , NYC"の文字と、翼の生えたホイールの刺繍。左胸のフラップポケット上にはDouble RLのチェーンステッチが輝きます。

これを着てニューヨークのRRLのショップに行った際に「なんでそれ持っているの?」「日本では売ってるのか?」などとスタッフをざわつかせました(笑)。

詳細は不明で、もしかしたら日本には まずまず入っているのかもしれませんが…

これ自体はおそらく、ラルフ・ローレン氏が 3.11のチャリティ企画で『フリー&イージー』誌へ 寄贈した一着の実物ではないかと思ってます。サイズもLで一緒だったので。

購入当時はRRLのジーンズにウェスコのブーツを合わせたり、頻繁に袖を通していたんですが、最近は背中の刺繍がイカつすぎてオジさんには厳しく…、クローゼットに眠ってしまっています。

しかし、あくまで希望的観測ではありますが、チャリティアイテムだったことを考えると夢があるので、今後もきっと手放すことはありません」。

中野光章
バーニーズ ニューヨーク クリエイティブサービス部 兼 EC部 アシスタントディレクター

1996年バーニーズ ジャパン入社。新宿店デザイナーズフロア、PR、セールスプロモーションの各マネージャーを経て現在はPR、自社メディア、オンラインストアを統括。インディアンジュエリーに深い造詣を持ち、座右の銘は「インディアンジュエリーは出逢ったときが最安値」。

Photo:Shimpei Suzuki

Edit:Ryutaro Yanaka



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