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機械式時計300年の歴史が変わった！　超革命的モデルが「フレデリック・コンスタント」から爆誕

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福田豊

2022.7.6 0

sponsored by FREDERIQUE CONSTANT

2021年の３月に発表されて以来、時計好きたちのあいだでさまざまに語られていた大話題作の、フレデリック・コンスタントの新作「スリムラインモノリシックマニュファクチュール」が遂に発売開始。実機を見ることができたので、そのご紹介をしましょう。

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新作の「スリムラインモノリシックマニュファクチュール」。2021年3月の発表以来、世界中の時計好きたちに噂されている話題作です。

「スリムラインモノリシックマニュファクチュール」が世界中の時計好きたちの熱い視線を集めている、その最大の理由が「モノリシックオシレーター」と呼ばれる新機構。

「モノリシック」＝「一体型」、「オシレーター」＝「振動子」という意味。機械式時計の心臓部である調速脱進機を、そっくりシリコン製の一体型パーツにしてしまった、画期的機構です。

６時位置に搭載される新機構「モノリシックオシレーター」の革新性が最大の注目点。

より具体的にいうと、アンクルとテンプを一体型に、その内部にガンギ車を収めた、2パーツで構成された機構。それだけで、通常、26個のパーツで構成される調速脱進機の機能を果たしてしまうという、機械式時計の歴史を覆す、まさに革新的新機構なのです。

通常、約26個のパーツで構成されるアンクルとテンプの役割を「モノリシックオシレーター」はシリコンのプレート１枚で果たすことが可能。時計の遅れ進みの調整用の錘が２つ設けられているのも特徴です。

左は通常の機械式ムーブメント。右は「モノリシックオシレーター」搭載ムーブメント。調速脱進機が「モノリシックオシレーター」に置き換えられたほかは、ほぼ従来どおりであることがおわかりいただけるでしょう。

そして「モノリシックオシレーター」の大きな長所は、まずシリコン製であること。シリコンは、今日の時計界での注目の新素材。非磁性を初め、耐摩擦性、耐摩耗性、耐腐食性、耐温度変化に優れるなど、時計に最適な性能を多数備えているのが特筆点です。

また、「モノリシックオシレーター」は一体型であるのも大きな長所。一体型のためパーツ同士が組み合うところがなく、そのため摩擦や摩耗が起きず、エネルギーロスもごく少ない。注油が不要で、メンテナンスも楽など、いいことずくめなのです。

さらに、注目すべきが小型であること。実は、そもそも従来のテンプのサイズにするのが開発テーマのひとつだったそうで、それによりフレデリック・コンスタントのアイコンである「ハートビート」と同じデザインにすることが可能に。ご覧のように、一見するとクラシックな、フレデリック・コンスタントらしいスタイルにすることができたのです。