黒や茶色も素敵ですが、たまにはポップなカラーを取り入れてみては?
あらためまして、#靴魂の投稿にはスニーカーが少ない…。コロナも落ち着いて、久しぶりに革靴を履ける嬉しさも同感ですし、投稿して頂けているのは大変ありがたいんですが、#靴魂ファンの方々がどんなスニーカーを愛し、どんな風に履きこなしてるかをもっと見てみたい。前も書いたな…(笑)。
ということで、第64弾では直近で気になった、ポップなスニーカーをピックアップしてみたいと思います。
冬って寒いから必然的に装いが重厚になって、ダークトーンの重い色が多くなりがち。それに合わせて足元にもブラックやブラウンを持ってくるのはバランスが良いんですが、そればかりだと気分も重くなりませんか?
さすがにアウターをポップにするのはハードルが高いですが、たまに足元にポップなカラーリングを持ってきて、軽快な雰囲気に仕上げてみるのも面白いのではないでしょうか。
定番でいて、爽やかで清潔感のあるホワイトを筆頭に、情熱的なレッド、ネイビーから明度を上げたようなブルー、この秋は自然を想起させるグリーンなんていうのもアリな気が。
では話をクルリンパと戻して、ポップなスニーカーの素敵な投稿5選をご紹介していきます!
アディダスの「スーパーコート」
まずは、スリッポン、ボートモカシン、クレバリー、そしてニューバランスの回に登場頂いた@thechildmandalorianさんの投稿から。アディダス(Adidas)の「スーパーコート(Supercourt)」です。
アディダスが築いてきたクラシックなスタイルをベースにし、コートシューズのアーカイブからさまざまなエッセンスを取り入れて、現代的に再解釈したスニーカーが「スーパーコート」。
懐かしさを感じさせるものの、じつは今までに見たことのないスニーカーに仕上がっているのが特徴です。
@thechildmandalorianさんの投稿してくれたモデルは、2019年秋冬にリリースされたホワイト。シンプルなカラーリング、タンのデザインなど現行のものより削ぎ落としている感じがカッコいいですね。ウィンターホワイトにもってこいですし、通年使えそうな魅力的な一足です。
@thechildmandalorianさんは革靴だけでなく、頻繁にスニーカー、しかも王道以外のカラーをポストしてくださって本当にありがたい!
またぜひ、たくさんの靴たちをお披露目してください。
リーボックの「インスタポンプフューリー OG」
続いては、7度目の登場となった#靴魂の常連@shoes451さんの投稿から。リーボック(Reebok)の「インスタポンプフューリー OG(INSTAPUMP FURY OG)」です。
1900年、陸上選手でもあったジョセフ・ウィリアム・フォスターが、イギリスにて設立したJ・W・フォスター社。同社のシューズを履いた選手が世界記録や金メダルを取ったことによりシューズメーカーとしての地位を固め、1958年には社名をリーボックに改名します。
ちなみに、リーボックとは俊敏さをイメージさせるガゼルのアフリカでの名称だって知ってましたか?
1979年にアメリカにおける販売権を得て、1982年にリリースしたエアロビクスシューズ「フリースタイル」が世界的にヒットし、最盛期には北アメリカのスポーツブランドで1、2位を争うポジションまで成長。ところが、業績低迷を止められず、2005年にはアディダスの傘下に入ります。
16年掛けても好転させることができなかったアディダスは、2021年8月にオーセンティック・ブランズ・グループへ売却することに。
そんなリーボックを代表する「インスタポンプフューリー(INSTAPUMP FURY)」は、1994年にデザイナーだったスティーブン・スミス(Steven Smith)が生み出したランニングスニーカー。1989年に発売されたバスケットボールシューズ「ザ・ポンプ(THE PUMP)」に内蔵されていたポンプ膨張構造をシューズの外側へと移し、靴紐をも取り払った革新的でユニークなモデルです。
中でも1stカラー「シトロン」は、アイスランドの歌姫ビョークがPVや雑誌『cut』の表紙で着用したのをきっかけに世界中で大ブレイク。その人気は、女性だけでなく、男性までをも巻き込んでいきました。
@shoes451さんも"1990年代からタイムスリップ"と記載していますが、あの頃は本当にみんな履いていましたよね。xgirlに身を包んだおしゃれでかわいいコたちが素足に合わせていた姿が、まぶたに焼き付いています(笑)。
いつもの革靴の投稿も素敵ですが、今後はぜひ革使ってない靴もアップしてくださると嬉しいです!
アンダーアーマーのホバー
次にご紹介するのは、@33_switchbladesさんの投稿。アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)のホバー(HOVR)です。
1996年、メリーランド大学のアメリカンフットボール選手ケビン・プランクが、自らの経験をもとにコットンのTシャツに代わる機能的なウェアを開発したいと考え、祖母の長屋で商品を開発したのが始まりであるアンダーアーマー。
第二の皮膚のようにフィットし、アスリートがユニフォームの下(Under)に着用する、戦うための鎧(Armour)というのがブランド名の由来だそう。
設立から10年を迎えた2006年には、ブランド初のシューズがアメリカで発売され、全米でも屈指の総合スポーツブランドに成長しました。
シューズのシリーズ「ホバー」は、軽量・高反発のクッション材を伸縮性のあるメッシュ素材に包み込むことで衝撃吸収性能と推進力を両立しているのが特徴。着地した際の衝撃を進む力に変えてくれます。
こじラグ谷中も一足持っていますが、とにかく軽くて、文字通り空中に浮いて停止しているような感覚を得られますね。
@33_switchbladesさんは、投稿を拝見する限り、普段はハードめなブーツを履かれる機会が多いので、より軽さを感じられるのでは? これを機にハイテクなスニーカーもチェックしてみてはいかがでしょう。そして、それらの投稿もお願いします。
ルイ・ヴィトンの「ランアウェイ」
4番めは、@free6dom9さんの投稿から。ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のダミエ メッシュスニーカー「ランアウェイ」です。
フランスのスーツケース職人ルイ・ヴィトンが、グリ・トリアノン・キャンバス(Gris Trianon)というトランク工場としてスタート。1867年に開催されたパリ万国博覧会にて銅メダルを獲得したことにより世界的な評判を獲得し、王侯貴族に重用されるように。
1987年にはシャンパンメーカーのモエ・ヘネシーと合併して、LVMHを誕生させ、数々の有名ブランドを傘下におさめる巨大グループに成長。1998年からはデザイナーにマーク・ジェイコブスを迎えて、アパレルとシューズの展開をスタートさせます。
2018年、メンズのクリエイティブディレクターにヴァージル・アブローが就任し、ストリートを巻き込んで、大きなムーブメントを起こし続けています。
クラシカルなランニングシューズをルイ・ヴィトンならでは再解釈でデザインしたスニーカーが「ランアウェイ」。現在はイニシャルやお好みのカラーでラインを入れたり、シューズのカラーや素材も選べるパーソナライゼーション・サービス「NOW YOURS」で、自分だけの「ランアウェイ」スニーカーを作ることもできます。
@free6dom9さんの「ランアウェイ」は、黒とブルーのダミエ柄が配されたメッシュのモデル。寒くなりすぎるとメッシュ地は風を通して寒そうですが、今時期ならまだイケそう。靴紐を結ばないスタイルもイイ感じですね。
ぜひ今後も#腕時計魂、#靴魂に素敵な投稿をお願いします!
ミズノの「クルーズ」
最後は、アディダスの回に続いての登場となる@awaradehitoriさんの投稿から。ミズノ(MIZUNO)の「クルーズ(CRUISE)」です。
1906年、水野利八氏が創業したミズノ。自身の苗字「水野」ではふさわしくないと考えた創業者が、漢字では「美津濃」と表記し、故郷の旧名(美濃)の間に津を当てたそう。
1987年からは、社名表記が漢字の「美津濃」からカタカナの「ミズノ」に統一化されました。
@awaradehitoriさんの「クルーズ」は、ミズノが誇るレーシング・ランニング用のスニーカーで、箱根駅伝などでも高い着用率を誇ります。
グリーンのカラーリングと、サイドのランバード ロゴが目を引きますね。履き心地の良さは折り紙付きですし、ハズしに取り入れるのに最高なスニーカーな気がします。
@awaradehitoriさんは、このミズノに限らず、目を引く気になる靴をたくさんお持ちなので、投稿を拝見するのが楽しみ。今後もたくさんの投稿をお待ちしています!
王道で安定の人気モデルも良いんですが、せっかく手頃に買えるスニーカーならちょっと冒険して面白いモデルに手を出してみるのも楽しいはず。とくに冬は重めな装いが多くなるからこそ、足元で遊んで、少しだけ軽さをプラスしてみるのも素敵だと思いますよ。
それでは、本日はここまで。是非これからも ドレスシューズに限らず、ブーツやスニーカーなどなど、みなさんの愛用靴を「#靴魂」を付けて たくさんポストしてください! 目標は、#腕時計魂に追いつくことです!!
ちなみにですが、会員登録して頂けるとコメントを書き込むことができますので、#靴魂に対するご意見や感想、「オレはココの靴が好きだー」「こんな切り口で靴が見てみたい」などなど奮ってコメントしてください。
それから、インスタグラムの#靴魂を介して、皆さんが交流してくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
投稿に関してですが、撮影の仕方は自由。靴のみ、履いている足元、その靴を中心としたコーディネートなどなど、靴が写っていれば何でもOKです。ぜひご自慢の一足をインスタグラムに投稿してください。もしかすると あなたの投稿を取り上げるかもしれません。
それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!
Edit:Ryutaro Yanaka