ヴィンテージの風合いとイマドキなシルエットを両立!
第412回目は、ヒステリックグラマーのデニムジャケットです。
アメカジ復権から勢いを増す古着。中でもデニムは人気が高く、レアモデルとなれば数十万円を超えるものも。希少価値の高いモデルほどカッコよくて欲しいけど、値は張るし、丈が短すぎたり、サイズが合わなかったり。一点モノなだけに、なかなか自分にぴったりなもの出会えないんですよね……。と、諦めるのはまだ早い! 「ヒステリックグラマー」のデニムコレクションが解決してくれます。
1984年に創業した同ブランドは、30年以上の長きにわたって日本のファッションシーンを牽引してきたジャパンブランドの一つ。中でもアメカジやストリート、ロックスタイルは好評で、ファッショニスタの間でヒステリックグラマーのデニムは鉄板中の鉄板! 毎シーズン必ずリリースされるアイテムですが、しっかりと旬なパターンを取り入れているのも魅力的です。
その象徴的なアイテムがこちらのデニムジャケット。50年代の名作で知られるセカンドのオマージュモデル。13.5ozのセルビッジデニムを縫製の糸や太さ、旧式の特殊ミシンによる運針に至るまで、当時の製法で仕上げています。その忠実な再現度に、ブランドの矜持が感じられるはず。その上で着丈をやや長く調整しているので、今どきなゆるいシルエットも手に入るんです。
ヴィンテージを楽しむとあれば、サイズ感やトレンド感はとかく重要。あちこち古着屋を回らなくていいのはもちろん、5万円アンダーのお値打ち価格で手に入るのも嬉しいポイントです。春や秋はアウターとして、冬にはコートの下に合わせるミドルアウターとしても重宝しますから、汎用性も文句なし。非の打ちどころのない自分に合ったヴィンテージ、これって最強だと思いません?
ライニングにはヒスのデニムを象徴するKINKYタグが鎮座。紙パッチでデザインする小ニクい演出が、男心をくすぐります。
穿いた瞬間に肌に馴染むユーズド加工がたまらない、ストレートジーンズも注目。ワイドなストレートシルエットとは言え、太すぎないすっきりとした穿き姿を演出し過度な野暮ったさはありません。レングスもやや短めなので、革靴とも好相性。
ヴィンテージデニムをデザインソースにしているので、随所にオーセンティックなディテールが。ウエスト裏に覗く掠れたレタードロゴも見どころです。
スキニーシルエットでも抜群のストレッチが効いたブラックジーンズ。美しいラインでありながら快適な穿き心地が楽しめるで、一度穿いたら病みつき間違いなし。ブラックフェード加工によるナチュラルなアタリとヒゲが、男らしさを後押しします。
ヒステリックグラマーのデニムで忘れてはならないのが、ポケットに配された7連スタッズ。アイコニックなピラミッドスタッズは、ロゴ以上に強い存在感をアピールしエッジも効かせます。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ヒステリックグラマー 03-3478-8471