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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場の「エコラグ」

愛し続けて15年! 細部までこだわりを満載するMooRERのコレクション

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

アウトドア由来のダウンをラグジュアリーに変容

気がつけば「MooRER(ムーレー)」愛も15年目に突入しました。アウトドア由来のダウンウェアをこんなにもエレガントに、そしてラグジュアリーに変容したブランドは、これまで僕は知りません。それぐらい、初めて見たときは衝撃的だったんです。

ムーレーはプルミュールダウンという最高級のグースダウンを使っているのが特徴で、フード部分には天然ファーをあしらったり、ボタンやファスナー部分はすべて特注品を使うなど、細部まで抜かりないデザインが大きな魅力なんです。例えば、この「SAPPORO(サッポロ)」と名付けられたモデルもそう。

もともとはフィンランドの首都の名前を冠した「HELSINKI(ヘルシンキ)」というモデルがベースで、マイナス50度まで耐えられるというのがウリだったんですが、さすがにそれだとハイスペック過ぎですよね。

そこで登場したのが、マイナス25度を想定したというこちら。僕もヘルシンキを愛用していましたが、日本がベースなんでサッポロを買い直しました(苦笑)。

アイテム的に新鮮なところでは、薄手でショート丈のダウンブルソンでしょうか。Tシャツやシルクカシミヤのニットの上に無造作に羽織っても、素材がいいので圧倒的に上品に見えます。

僕がスタイリングするとしたら、ますはネイビーのダウンブルソンにグレーパンツ、ブラウンのスニーカーの組み合わせにトライしたいと思います。これが上手く決まると、すごく大人っぽく見えるんですよ。

実際、ネイビージャケットにグレーパンツ、ブラウンシューズというコーディネイトはイタリア人男性の洒落者たちの間では定番スタイルですから、色合わせでは王道の組み合わせです。

しかも、このダウンブルソンはコートのインナーとしても使えそうなので、予想以上に使い勝手がよさそうですよね。

あと、気になっているのが、色合いきれいなブラウンスエードのスニーカー。ビロードのような風合いのフルグレインカーフスエードを使用していることもあり、すごく高級感があるんです。

こういう品のいいスニーカーって、探すと意外とないんですよね。ソールに適度に厚みがあるのも僕好みですし、本当は自分でこういうのをつくりたかったぐらいなので、これを見たときには正直やられたなと(苦笑)。

いずれのアイテムも、お値段はそれなりにしますが、素材やつくりをよく見るとそれでも良心的だと思いますよ。


ダウンコート36万3000円、ダウンブルゾン15万7300円、
スニーカー15万7300円(すべて税込)/MooRER(以上すべてコロネット)

【問い合わせ】
コロネット
03-5216-6518

Photo:Ikuo Kubota(OWL)
Text:Toshiaki Ishii



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