ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

日本人が知らない事実。北米で「マツダブランド」が最高に支持されている理由。

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録
説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

北米トップブランドに躍り出たマツダの力作SUV

マツダの北米向けクロスオーバーSUV『MAZDA CX-50』が発表されました。一目見て「うわぁ~クール!」と思っても、残念ながら日本では買えません。しかし、ローンチモデルはガソリン車のみなので、その気になれば個人輸入は可能です。

日本では次期CX-5に期待するしかありませんが、同社のデザインテーマである『魂動デザイン』の新展開が見受けられるかもしれません。今後を占う意味でじっくりとCX-50を観察してみましょう。

現在公開されている画像にパワーユニットはありませんが、先行投入されるのはガソリン車2機種です。ひとつはNAエンジンの『SKYACTIV-G2.5』で最高出力139kW(190ps)、最大トルク252Nm。もうひとつはターボエンジンの『SKYACTIV-G2.5T』で最高出力186kW(254ps)、最大トルク434Nmのパフォーマンス。なお、この出力値はメーカーの公式発表値ではありませんのであしからず。

北米市場でのマツダは、2020年11月19日発表のコンシューマーレポート(ブランド別スコア)でトップを記録。2位BMW、3位スバル、4位ポルシェ、5位ホンダ、6位レクサス、7位トヨタと続くのですからアッパレ! 世界的にブランド力が高まりつつあるようです。

さて、肝心のCX-50です。パッケージ的には5名乗車なのでCX-5との比較になりますが、側面を見るとルーフラインが直線基調であり、また、流行りのクーペフォルムとは異なり、全体として普遍的なデザインの心地よさが感じられます。しかもシックな印象。

インテリアも同様に最新のデジタルな風景が展開するのではなく、華やかさより大人の落ち着きを感じさせます。この手法が今後登場するニューモデルへ展開されるのかわかりませんが、あえて保守的とも受け取れる方向に振ったのはマツダらしさなのかもしれません。

マツダらしさのもう一方、走行性能はどうでしょうか。国立公園へ行くようなラフロードでもしっかり走れるように作り込んだという4WD性能はCX-50の見えない魅力となりそうです。

具体的には最新のi-Activ全輪駆動(AWD)テクノロジーと、新しいマツダインテリジェントドライブセレクト(Mi-Drive)が標準装備されます。トランスミッションはトルクコンバータータイプの6速ATなのでシステム自体はタフネスそのもの。北米ではトレーラーハウスからボート、馬運車まで様々に牽引しますので、アーバンSUVに見えて意外と骨太でワイルド! というのがCX-50の実態といえるかもしれません。

ボディサイズやパワーユニットの型式、搭載方法など、まだまだ不明点はありますが、察するに直4エンジンの横置きFF車ベースのSUV……というのが実態なのではないでしょうか。一部に噂された直6エンジン搭載車ではないように見受けられます。

今後数年以内にハイブリッドなど追加モデルを投入するというCX-50。日本でも十分に勝機がある魅力的なSUVです。

Text:Seiichi Norishige

マツダ(北米)



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5