第407回目は、ポーターのエクストリームです。
抜群の収納力を誇りタフさも併せ持つ、アウトドア系バックパック。その機能性の高さが昨今のアウトドアブームも後押しして人気を博し、街で見かけることも少なくありません。とは言え、本気系になればなるほど高い機能性を誇る一方で、山での視認性ゆえか派手になり、野暮ったいアイテムが多いのも事実。都会での兼用を考えるなら、スマートなデザインは欠かせないのです。そこで頼りになるのはやっぱり我らが「ポーター」。街も本格アウトドアもこなせる逸品を取り揃えてくれています。
2000年よりリリースした、「ポーター/エクストリーム」と名付けられた本シリーズ。ローンチとともに街に馴染む本格派として人気を博し、今ではアウトドア好きからファッショニスタまでファンを抱える鉄板定番です。
ボディは、軽量で丈夫なナイロンタフタを高密度で織り上げた生地を採用。使うほどに発見のある機能美とオールブラックで仕上げたミニマルなルックスは、ビジネスシーンでも活躍必至。特に昨今急増している自転車通勤スタイルは、体にフィットする仕様もあって相性抜群です。アウトドア人気が高まる今、頭抜けを図るならソリッドなアイテムは、山でも街でもアイキャッチ間違いなし。つまり、今狙い目ってことです。
容量たっぷり、仕分けも豊富、が本作の魅力の一つ。両サイドにジップポケットを配し、サイドのアジャスターベルトはマチ幅の調整だけでなく、折り畳み傘やボトルを収納した際に留めればホールド感も高めてくれます。
ウエスト部分にもジップポケットをオン。背負ったまますぐアクセスできるミニポケットは、実に便利です。
バックパック一つとっても、バリエーション豊かなのでお好みで選べるのもポイント。上のモデルより少しコンパクトなこちらは、メインコンパートメントの背面側にポケットを装備し、書類などの嵩張るものの収納にもってこい。
すでにお気づきの方もいるかもしれません。あのお馴染みのブランドロゴがないのです。サイドに同色のエンブロイダリーで入れるのみの、ミニマルに徹する潔さは流石。
ジップ開閉式のデイパックは、他のモデル以上にソリッドな佇まい。底部のバックルベルトは、例えばカメラの三脚や上着など、中に入らないものを簡易に収納することが可能。様々な用途や分野で活躍する機能性を持ち合わせているので、使うほどに新たな発見があるかも。
メインへのアクセスが容易な、大きく開くダブルジップ仕様。ご覧の通り内装の背面側にポケットを装備し、前面にはメッシュポケットも。綺麗に整頓できる豊富な仕分けはありがたい限り。
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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