小銭入れと、薄い札入れの2個持ちならスーツ着た際も響きません!
さて、240回目は再び戻って、またエルメス。コインケース「バスティア(Bastia)」です。
幾度となく書いてる気がしますが、スマホの発展で電子マネーが充実し、現金を持ち運ぶ機会が激減しました。それまでは、OLが小脇に抱えてランチに行くような、ポーチばりにデカい財布を使っていたんですが…。
クレジットカードや交通系 ICカードもスマホ内に収まってるし、ポイントカードの類いはアプリに集約。財布に必要なのは、銀行のカードと保険証、オールドスクールを貫く紙製の診察券とポイントカード、あとは放っておくと財布を分厚くしてしまう領収書くらいになったので、一念発起して薄い札入れと、この小銭入れの2個持ちスタイルに変えてみました。
以前 海外によく行っていたときはマネークリップ(※海外は、日本と違ってお札がすべて同じ大きさなので使いやすい)と、似たようなサイズ感で蛇腹になった「ヴァンキャトル(Le vin quatre)」というモデルを使っていましが、収納力が高く、やたら小銭が入るのでポッケもパンパン。
そして、「ヴォー バレニア」などスムースでナチュラルな革は経年変化を楽しめるんですが、使い込むと味が出過ぎて昆布みたいになる(笑)。
なので、明るいけど色が濃く、少し粗めな型押しでマットな光沢の「クシュベル」を選んでみた次第。すでに結構使ってますが、型崩れしにくいし、汚れも目立ちにくいです。
手のひらに収まるコンパクトなサイズ感で、一切縫い合わせず、閉じるスナップボタンのみで固定するシンプルなデザインもイイ感じ。
飲み屋なんかでポケットから出した際、こんなオモチャみたいな小銭入れがエルメスだったりすると、意外とウケます(笑)。
もちろん実用性も高くて、上蓋になる部分にもマチがあり、逆さまにすると入ってる小銭がスライドされて出てきて、支払いの際まごつかず、かなり使い勝手が良い!
いまも3万円チョイなので、エルメスとしてはお求めやすいエントリーアイテムですし、これから訪れるギフトシーズンにプレゼントとして贈っても喜ばれるのではないでしょうか?
ただ、素材やカラーは相当豊富にラインナップされているものの、店舗によって在庫がマチマチなため、指名買いするのは結構ムズい。各店舗の在庫状況を調べて頂いたり、何店舗か巡ってみて、各在庫の中からベターなものを選ぶのがオススメです。
Photo:Shimpei Suzuki(ITEM)
Text:Ryutaro Yanaka