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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場の「エコラグ」

セクシーTシャツがツボ!干場が注目する野口強プロデュースのTシャツとは?

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

セクシーなフォトTが気になっています

僕は、白や黒の無地Tばかり着ているイメージがあるみたいですが、実はプリントTも大好きで、18〜19歳のときにビームスでアルバイトしていたときは、ハーブ・リッツやブルース・ウェーバーの作品やスーパーモデルのフォトTをヘビロテで愛用していました。

確かにここ数年、無地Tが多かったのでちょっと目先を変えてみたいと思い、プリントTを探していたところ、スタイリストの野口強さんが主宰するクリエイティブ・レーベル「Stie-lo(スティーロ)」に、アーティストやフォトグラファーとコラボしたTシャツが豊富なことを知って、早速チェック!

それが、溜め息が出るほどのセンスのよさなんですよ……。写真家もそうですが、キュレーションする作品もさすが世界の一流を知る強さん。これまでもジョナサン・リーダーやチャド・ムーア、エレン・ファン・アンワースなどの作品をピックアップしていて、女性のセクシーなフォトTに目がない僕には、ほしいものばかりで困ってしまいます(苦笑)。

そのStie-loから9月に発売された最新コラボTシャツが、1997年に20歳の若さで夭折したダヴィデ・ソレンティのフォトTのコレクション。ダヴィデはナポリで写真一家のソレンティ家に生まれ、家族でニューヨークに移住後は持ち前の洞察力で、マンハッタンに暮らす若者を仔細にドキュメントした作品で、90年代のファッション界に衝撃を与えた天才写真家として知られています。

近年では、死後20年を経て出版された写真集『Davide Sorrenti : ArgueSKE 1994-1997』で再評価の兆しが高まっていて、今回のTシャツもその写真集に収録された作品からチョイス。これがマジでツボすぎて、外苑前のMINEDENIME(マインデニム)のお店で見つけてソッコー買ってしまいました。

思い返せば思春期のころは、同級生で、現在は「TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.(タカヒロミヤシタザソロイスト.) 」のデザイナー宮下貴裕さんのNYみやげ、ペダルプッシャー(やや短めで細身のシルエットのパンツのこと。元来、自転車に乗るときにペダルを踏むのに裾が邪魔にならないように考案されたもの)にプリントTシャツ、トッズのドライビングシューズか、VANSのスニーカーに合わせて、よく着ていました。

そういう感覚がいまでも好きで、久しぶりにまたやってみたくなったんですよね。ただ最近は、ストレートなセクシー表現はおおっぴらにできない雰囲気があるので、一枚で着るというよりライダースなどの中に着てチラ見せする程度がちょうどいいのかなと……。

MINIMAL WARDROBEで扱う洋服はシンプルなデザインのものがほとんどですが、無地Tに飽きたら、たまにはこんなプリントTで、着こなしにアクセントをつけてみるのもいいと思いますよ。


Tシャツ 各1万1000円、長袖Tシャツ 1万3200円/すべてMINEDENIM

【問い合わせ】
MINEDENIM
MINIMAL WARDROBE

Photo:Ikuo Kubota(OWL)
Text:Toshiaki Ishii



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