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CAR 中年と中古車

サーキットの狼世代、感泣。相場爆上げのロータス・エリーゼ&エキシージを買うのは今しかない!!

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若かりし青年があっという間に中年となっているように、かつては高嶺の花だったピッカピカの新車も気がつけば中古車に。あの時は高くて買えなかったけど、今ならイケるかも!? な妄想を抱く二人の中年、中古車野郎Aチームが読者の皆さんに代わってとっておきのクルマを探す企画です
 

ライトウェイトスポーツカーの代名詞といえば英国のロータス。年齢層によりますが、スーパーカー世代なら間違いなく思い浮かぶのはロータス・ヨーロッパですね。非力なパワーを超軽量な車体でカバーする、まさに腕が勝負のスポーツカーです。かつて、ある著名なレーサーは「男のテクニックはベッドとクルマで披露するものさ」と言ったとか。キザですね~。

そんな現在のロータスは次期モデルとして『エミーラ』を発表。ローンチはエキシージ譲りのV6スーパーチャージャーを搭載。追って、メルセデスAMG謹製の直4ターボを搭載するとか。もはや1000kgを切る車重は望めない状況に。

現行モデルとして奮闘してきたエリーゼ&エキシージも、インポーターの公式HP上はメーカー受注終了。それでも正規ディーラー各拠点にはわずかながらストックがある模様。新車狙いの方は日本全国くまなく探すしかありません。

ライトウェイトスポーツカーは軽さが命です。車重1000kg前後、3ペダルでHパターンのトランスミッションを屈指してドライバーもスポーツできるクルマは、もはやロータスでも実現不可能となるのでしょうか?

前回のケータハム・セブンに続き、取材でお世話になったのは正規ディーラーとして『ロータス千葉』の看板を掲げる『ガレージシマヤ』さん。聞くところによると、エリーゼ&エキシージの相場は爆上げ中で、オークションで流通する物件はごく稀なのだそうです。

「両モデルともに中古車相場は高騰中ですが、とくに人気なのは1.8Lのスーパーチャージャーエンジンを搭載したエリーゼSですね。無論、個体のコンディションに左右されますが、新車価格を上回る現状です」と代表の島影さん。

2020年8月にうかがったときは相場の上下動はなかったはずですが、わずか1年で爆上げに。躊躇していては憧れのロータスに手が届かないかもしれません。気休めは空冷911や90’sフェラーリの状況とは異なること。しかし、その気になればエアコンも効いて日常使いが出来るライトウェイトスポーツカーは、この世の中にはもうエリーゼ&エキシージしかありません。

ロータスのエリーゼ&エキシージ。あらためて決意すべきクルマかどうか、試乗して考えてみます。ご用意いただいたのは1.6L直4自然吸気エンジンを搭載したベーシックモデル『エリーゼ・スポーツ』と、もう1台は相場爆上げ筆頭格、1.8L直4スーパーチャージャーエンジン搭載モデルのなかから『220』に試乗します(ともに2016年モデル)。

エリーゼに乗るのは久しぶりですが、もうタイヤがひと転がりした瞬間から「うわぁ~軽い!」ってわかりますね。さすがロータスがこだわったアルミシャーシです。しかも、エアコン、エアバッグ、ABSなど、最低限の装備は付いているので日常遣いに何ら不都合はありません。車重は軽いのでブレーキはよく聞くし、エントリーモデルは控えめな136psとはいえダイレクトな加速感でホント気持ちいい。

パワーステアリングはありませんが、ミッドシップカーですからハンドル操作は軽くパーキングさえ苦労しません。ソフトトップをクルクルと外せばオープンエアドライブが可能なところはエキシージでは味わえません。続いて爆上げ中のスーチャーに乗ってみます。

こちらの車両は今回の取材にご協力いただいた『ガレージシマヤ』さんのカスタマー車両でございます。日頃は通勤にお使いとのことで、それが功を奏するのか、すこぶるエンジンの調子がいい。コレ4気筒ですよね? と確認したくなるくらい、じつにスムースにエンジンが回る個体で感動しました。素晴らしい!

歴代モデルを解説するのは次回の課題として、現状、高騰した相場を考慮すれば新車探しも十分ありでしょうか。ご参考までにザックリとエリーゼとエキシージを比較します。

●エリーゼ・カップ250(1.8L直4 S/Cエンジン搭載)
ボディサイズ:全長3800×全幅1720×全高1130mm
ホイールベース:2300mm
車重:931kg

●エキシージ・スポーツ350(3.5V6 S/Cエンジン搭載)
ボディサイズ:全長4080×全幅1800×全高1130mm
ホイールベース:2370mm
車重:1125kg

大きさ、重さを重視すればエリーゼ人気も納得いきます。タルガトップもエリーゼの特権ですね。この2台を比較すればキャラクターが違うのでユーザー層も違うのではないでしょうか。どちらが優れているかという単純な問題ではなく、何を求めるのか?という評価軸です。

エキシージ各モデルの比較は課題として残りましたが、エリーゼと共にこの2車は人生を豊かにしてくれるクルマであることは疑いようがありません。中年よ大志を抱け!そして狼になりましょう!!

Video:Yoshihide Shoshima
Video Edit::Airi Harumi
Text:Seiichi Norishige

【車両に関する問い合わせ】
ガレージシマヤ(ロータス千葉)
住所:千葉県千葉市稲毛区長沼町209-4
TEL:043-286-2444
営業時間:10:30~19:00
定休日:第1、第3月曜日及び火曜日



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