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OMEGAの新作シーマスター祭り。特にオススメはこのモデルだ!

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オメガは今年も魅力的な新作を多数発表。それを2回に分けてご紹介します。

まず今年の新作のなかで、個人的に気に入ったのが、「シーマスター 300」。「シーマスター 300」は、もともと福田の好み。なんといってもデイト=日付表示のないところがグッときます。

いまの時計では、デイトがないのはごく少数。実用的でないという、つまり「欠点」と捉えられていますからね。でもヲタクはデイトなしが好きだったりする。福田なんかデイトがないだけで、お酒が美味しく呑めちゃうぐらいです。

で、オメガって「スピードマスター」がまさにそうですが、デイトなしが多いですね。ドレスウォッチのデイトなしは他ブランドでも見かけますが、スポーツウォッチのデイトなしをこれほど多くつくっているのはオメガぐらいじゃないかしら。そういう意味でもオメガはヲタク好みのする名門ブランドなんだと思いますね。

さて。話を戻すと、新作「シーマスター 300」は見どころ、語りどころが満載です。


SSケースモデルはヴィンテージなロリポップ秒針を採用。回転ベゼルのプレートは特殊な処理により硬度を高めたアルミニウム製。

その最初が、マスター コーアクシャルからマスター クロノメータにスペックアップしたこと。しかしダイヤルにその表記を入れず、オリジナルと同じ「Seamaster 300」だけにして、ヴィンテージ感を出したのが素晴らしい。

針の先が丸になったロリポップ秒針(SSモデルのみ)も初期モデルのデザインの引用で、こういう細かなアレンジも堪りません。


ドーム型のサファイアクリスタル風防もヴィンテージ感満点。ケースが約1mm薄くなったのも注目点です。

さらに特筆点が、インデックスをくり抜いた、いわゆるサンドウィッチダイヤルの採用。インデックスのアラビア数字は1960年代の初期モデルと同じフォントにされています。

そして大注目が、新素材のブロンズゴールド。

オメガはこれまでにも、セドナゴールド(2012年)、カノープスゴールド(15年)、ムーンシャインゴールド(19年)といった独自の18Kゴールドをケースに使用。そのため今回のブロンズゴールドも、その仲間のように思ってしまいますが、さにあらず。ブロンズゴールドは、名前こそ「ゴールド」と付いていますが、実は9Kゴールドを含んだブロンズ合金。

そのためブロンズが経年変化するのが特徴で、ブロンズケースのように味出しが楽しめるのがチャームポイント。ちなみに、緑青は吹かず、ゆっくりと美しいエイジングを愛でられるのだそうです。

ラインナップは、SSケース&ブレスレット、SSケース+レザーストラップ、ブロンズゴールドケース+レザーストラップ、の3モデル。SSケースはブラックダイヤル、ブルーダイヤルの2種で、全5モデルの展開。さあ、どれがいいかなぁ。
 

シーマスター 300

自動巻き、SSケース、ケース径41mm、SSブレスレット、300m防水。77万円

 

シーマスター 300

自動巻き、SSケース、ケース径41mm、SSブレスレット、300m防水。77万円

 

シーマスター 300

自動巻き、SSケース、ケース径41mm、カーフストラップ、300m防水。72万6000円

 

シーマスター 300

自動巻き、SSケース、ケース径41mm、カーフストラップ、300m防水。72万6000円

 

シーマスター 300

自動巻き、ブロンズゴールドケース、ケース径41mm、カーフストラップ、300m防水。136万4000円

 

次は「シーマスター ダイバー300M ブラック ブラック」。

なお、「シーマスター ダイバー300M」は前項の「シーマスター 300」と名前は似ていますが、まったく別のコレクション。詳しく話すと長くなるため簡単にいうと、「シーマスター 300」は「スピードマスター」「レイルマスター」と同じく1948年誕生の初代「シーマスター」の進化モデル。この3モデルは揃って1957年に発表され「マスター3部作」などと呼ばれています。


ブラックセラミック[ZrO2]製ダイヤルのほぼすべてのディテールをレーザー加工により仕上げたのはオメガでは初の試み。同様のポジティブレリーフ仕上げは逆回転防止ベゼルにも採用されています。

「シーマスター ダイバー300M」は、ぐっと時代の下った1993年に発表された、本格ダイバーズウォッチのコレクション。歴代モデルが、映画『007』シリーズでジェームズ・ボンド御用達=ボンドウォッチとして使用されているのも有名です。


ケースバックに覗くオメガ コーアクシャル マスター クロノメーター キャリバーの文字のみ赤色。オーナーだけの密かな楽しみですね。

今回の新作「シーマスター ダイバー300M ブラック ブラック」は、その名の示すように、すべてをブラックにしたカラーリングが大きな特徴。高い視認性が必須とされるダイバーズを、あえてオールブラックにしたのが、素晴らしく斬新で格好いいです。

そしていちばんの長所は、すべてをブラックにしつつ、しかし各部の素材や仕上げを変えることで、優れた視認性を実現したこと。同様のオールブラックは以前に「スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン」がありますが、同モデルが人気となっているため、この「シーマスター ダイバー300M ブラック ブラック」も人気が出そう。ボンドウォッチとは違ったスタイリッシュな着けこなしが楽しめそうです。
 

シーマスター ダイバー300M ブラック ブラック

自動巻き、セラミックケース、ケース径43.5mm、ラバーストラップ、300m防水。102万3000円

 

【問い合わせ】
オメガお客様センター
03-5952-4400

Text:Yutaka Fukuda



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