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秋だドライブだ! ベントレーコンチネンタルGTコンバーチブルでツーリングの巻

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大陸をグランドツーリングするクルマでイベントレポート

秋はクルマのイベントにいい季節です。気候がいいのでクラシックカーは絶好調。夏はオーバーヒートとの戦い、冬は暖機運転の長さに悩まされますが、今は大丈夫。オープントップであれば気持ちのいい風を頬で感じられます。クルマ好きにはたまらない季節です。

緊急事態宣言が解除され、10月からそんなイベントが各地で始まりました。2019年の秋のようにはなりませんが、小さな集まりが行われています。

先だって、そんなイベントのひとつに参加しました。愛知県で行われたサクララリーです。なぜ秋なのに“サクラ”なのかというと、そもそも2020年4月に開催される予定でした。それが延期になり、一年半後となったのです。

ラリーと言っても、WRCのようなタイムアタック競技ではありません。助手席の“コドライバー”が配布されるコマ図を読んでドライバーに伝えゴールを目指します。「ここから4.5キロ先の信号を右折!」みたいな。そして、その間にチェックポイントがあり、PC競技を行います。それは決められた距離をピッタリの秒数で通過する競技です。例えば「15mを7秒」というように。それを連続して行うのですが、100分の1秒単位で競うのですから、そう簡単ではありません。慣れた方はタイムキーパーと呼ばれる専用の機械を使って参加しますから、みなさん真剣です。

他のラリーに漏れず、サクララリーにもカテゴリーが設けられます。クラシックカー部門、ヤングタイマー部門、スーパーカー部門と言ったように。で、今回私はスーパーカー部門にベントレーコンチネンタルGTコンバーチブルで参加しました。こういうイベントには花を飾らないと、ですね。ベントレージャパンさん、ご協力ありがとうございます!

簡単にクルマの説明をすると、エンジンは6リッターW12ツインターボで、最高出力は635psを発揮します。どうです、スーパーカーでしょ。ちなみに、同カテゴリーにはフェラーリやポルシェ911、コルベットなども参加していましたが、この馬力は引けを取りません。堂々としたものです。まぁ、スピードは出さないので実際はあまり関係ありませんけどね。

魅力はそれだけではありません。なんたって4シーターコンバーチブルですから開放感は抜群。冒頭に記したように、秋の乾いた風を全身で感じました。オープンカーならではの醍醐味ですね。しかも、高速道路でも法定速度で走っていれば風の巻き込みはまったく気にならない。助手席との会話も大きな声をあげることなくスムーズに行えます。いやはや実によく考えられた設計です。

さらにいえば、あのエレガントでゴージャスなインテリアを披露することもできるので、注目度はかなり高い。スタート前にゼッケンを貼っていると、多くの人に声をかけられました。ウッドパネルやレザーシートを目で追いながら「素敵ですね」と。鼻高々です。借り物ですが……。

走り出してもそうです。ドライブモードをスポーツにすると、マフラーからレーシーなエキゾーストノートが響き渡ります。このエレガントな装いからは想像できないほどのサウンド。もちろん、それがベントレーの真骨頂なんですがね。なんたって生い立ちはレーシングカーですから。

そんなベントレーコンチネンタルGTコンバーチブルの濃い味を堪能しながら、名古屋市役所をスタート、名古屋高速から知多半島道路に向かい、知多半島をぐるりとまわって、ゴールのNTPマリーナりんくうへ向かいます。およそ半日のラリーでしたが、天気もよく楽しめました。いやぁ、クルマのイベントはほんと楽しい。それにベントレーをこういう具合に使うのも正解だったと思います。華やかな場所が似合うクルマです。ゴールのマリーナもベントレーにはピッタリとハマりました。まさにヨーロッパのセレブ風。空気が一瞬で地中海に変わります。

というように今回はイベント参加レポートでした。クルマで集う楽しさとベントレーの懐の深さをあらためて感じましたが、それだけではありません。スタートとゴールが愛知県ですから、行きも帰りもロングドライブ。それでも疲れ知らずなんです。まさに“スーパー”。大陸を移動する意味の“コンチネンタルGT”の名は伊達ではありませんね。さすがでございます。



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