突然ですが皆さんにとって「スニーカー」はどのような用途で使うことが多いでしょうか?
革靴に比べてカジュアルな印象を抱きやすいため、「ちょっとそこらへん散歩してこようかな」という時や「汚れてもいい靴」という立ち位置に置かれてしまうことが多いと思います。
そこで革靴よりも気を張らず、かつカジュアルになりすぎない「ジャーマントレーナー」なんてどうでしょうか? ジャーマントレーナーとは、西ドイツ軍のトレーニングシューズや、そこから着想を得たシューズのモデルを指します。ミリタリー要素も組み込まれたデザインは昨今のミリタリーブームにも一役買ってくれそうですよね。
今回は、ジャーマントレーナーに限定しすぎず、ジャーマントレーナーのデザインを受け継いだきれいめスニーカーをそれぞれのブランドの特徴とともに2つご紹介します!
① ジェイエムウエストン(J.M.WESTON)
② リプロダクション オブ ファウンド(REPRODUCTION OF FOUND)
①「ジェイエムウエストン」の特徴
ジェイエムウエストンは1891年にフランスで創業した老舗シューズブランドです。タイムレスなデザインをモットーに、エレガントな印象を与える靴を世に送り続けています。また、今もなお洗練された職人の手が加えられたシューズを作っている点も魅力の1つです。
ジェイエムウエストンといえば革靴のブランドというイメージをお持ちの方も多いと思います。鉄板定番のシグニチャーローファー#180や、ゴルフ#641が持つ上品さは時代を超えて愛されつづけています。
しかしそんな革靴に負けず劣らず、スニーカーも革靴が持つエレガントさを踏襲しつつ新たな魅力を放っています。
ジェイエムウエストンの#919
そんなジェイエムウエストンの「オンタイム イロンデル スニーカー オフホワイト#919」。
西ドイツ軍のトレーニングシューズとして採用されたジャーマントレーナーと、ジェイエムウエストンが持つ革靴のエッセンスを加えたシューズです。
なんといっても目をひくのが、つま先部分のスワローパターンですよね。スワローパターンはその名の通り、「ツバメ」を意味するデザイン名です。このデザインはジャーマントレーナーの最大の特徴ともいえます。
また、ナチュラルカラーで厚めのラバーソールが従来のジャーマントレーナーのモデルを一新し、オシャレ度もアップしています。さらに注目すべきはこの厚めのラバーソールの強度を保つためのサイドステッチです。さすがと言わんばかりの繊細かつ高度な技術が組み込まれています。
コーデを組むなら、スワローパターンのグレーやラバーソールのナチュラルカラーをコーデの一部分に取り入れるとまとまりが出るでしょう。白を基調としたものであれば、そのスニーカーの白以外の色をパンツやシャツ、小物に取り入れるのがオススメです。
グレーやカーキ、ベージュ寄りの装いに近づくと思いますが、秋コーデにぴったりだと思いませんか? ぜひ実践してみてくださいね!
②「リプロダクション オブ ファウンド」の特徴
リプロダクション オブ ファウンドは2016年春に誕生した比較的新しいブランドです。こちらのブランドのミリタリーシューズは実際に1980年代まで軍用トレーニングシューズを手がけていたスロバキアの工場で今もなお、職人さんの手によって作られています。
ミリタリーアイテムを中心に取り扱っており、現代の風合いと合うようなデザイン設計がなされている点も特徴です。
リプロダクション オブ ファウンドのジャーマントレーナー
そんな本格的なミリタリーシューズブランド、リプロダクション オブ ファウンドのジャーマントレーナーです。
先ほどのジェイエムウエストンとは打って変わって、薄めのラバーソール仕様です。ミリタリーブランドだからこそ従来のジャーマントレーナーの形に近いデザインとなっています。
機能性もさることながら、どこか無骨な印象があるこのスニーカー。しかしスワローパターンの淡いベージュの色合いがそれを和らげていますよね。
こちらはよりスタイリッシュな印象を与えてくれるため、大人顔なスニーカーといえるのではないでしょうか?
いかがでしたか?
ジャーマントレーナーは無駄なものを削ぎ落としたスタイリッシュなデザインが特徴です。このスタイリッシュさに加えて、
1. ミリタリー感
2. 上品さ
3. トレーニングシューズ発祥の履きごごちの良さ
4. 落ち着きのある配色や特徴的なデザイン
5. 季節を問わず履けるデザイン
があると言えるでしょう。この5つの中でどれか1つでも自分が欲しいと思う理想のスニーカーと当てはまったらジャーマントレーナーも検討してみてくださいね!
Text: FORZA STYLE
【問い合わせ】
ジェイエムウエストン 03-6805-1691
アイ ファウンド 03-6434-7418