アメリカでは、本当のお金持ちこそ使っているんだとか。
さてさて、第13回目は エルエルビーン(L.L.Bean)の「ボート・アンド・トート・バッグ、ジップ・トップ (Boat and Tote® Bag , Zip Top)」。最も大きなエクストララージ サイズです。
世に数多、キャンバスのトートバッグが存在しますが、なんだかんだ言って L.L.Beanが1番。
他のアイテムは だいぶ別国での生産になっているものの、1944年の登場以来 いまだにMADE IN U.S.A.を貫き、ひとつひとつ手作りってのも素晴らしい!
その前身は、アイス・チェスト(冷蔵庫の代替品)に氷を運ぶために使われた、丈夫なキャンバス地のバッグ「ビーンズ・アイス・キャリア」なので、耐久性は折り紙付き。ちなみに、500ポンド(約226kg)入れてもハンドルや底が破れないほどの強度なんだとか。すげぇ。
必要な荷物をボンボン詰められて、どこにでも持ち運べ、しかも価格は 1万円程度。とにかくシンプル&タフで、頼もしいバッグなんです。
高1で初めて買ってからは、いくつ買ったのか覚えていないくらい 大小さまざまなサイズを手にしてきましたが、ここ最近は 口を蓋布とジップで閉じられる「ジップ・トップ」タイプのエクストララージばかりが増えてます。
蓋を閉められるので何が入っているのか見えないし、蓋分だけ多く荷物を詰め込めるので、さらに容量も増えます。
430mm(高さ)x 480mm(幅)x 250mm(奥行き)で 56Lも容量あるのに、まだ入れるのか?って話ではありますが…、旅や出張で増えたお土産なんかをひとつのバッグにまとめられると楽なんですよね。
直近で仲間入りしたのは、ペールトーンが可愛らしい「スカイライト」。
ブラック、ブルー、グリーン、レッドあたりが定番色なんですが、その辺には一切手を出さず、シーズン色というか 突然現れたと思ったらディスコン(廃番)になってるような儚いのばかりを狙ってます。
過去に登場した、工事用の黄色いナイロンを使ったものは復刻してほしいくらい気に入ってました。
新品でカッチカチなのもイイんですが、使い込んでは洗ってを繰り返してキャンバスがクッタクタになったのも素敵。
気にせず どこにでも置いてしまって底が汚れがちなので、こまめに洗っては、清潔にするよう心掛けてます。
ちなみに、使っていないバッグは家でランドリーバッグになったり、ソックスを入れたり、カゴ的な役割を担う貴重な存在です。
検証していないので事実かは分かりませんが、アメリカでは本当のお金持ちは L.L.Beanのトートバッグを使っているんだとか。
もしお金持ちになれても、そうなれなかったとしても、今後ずっとL.L.Beanのトートバッグを使い続けると思います。MADE IN U.S.A.を貫き、手作りである限りは。
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka