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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

新型アキュラ・インテグラの最新情報をチェック【一目惚れ】

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

まさにカッコインテグラ。日本導入への期待MAX!

ホンダが北米で展開するプレミアムブランド、アキュラから新型インテグラのアップデート情報がもたらされました。私のように妄想を膨らませていた人間には少々肩透かし気味ではありますが、ポロッと公開されたティザー画像第2弾を見る限り、新型インテグラが5ドアハッチバッグであることがわかります。

先に公開されたフロントマスクのティザー画像は好き嫌いがハッキリ分かれそうですが、この斜め後方からのアングルはじつにカッコいい……を通り越して、エレガントな印象すら抱きます。日本で発売されたシビックも5ドアハッチバッグですが、デザイン的バランスは北米で売られるシビック・セダンの方が上手です。その点、新型インテグラはプレミアムそのものといって過言ではない出来栄え。

現在のホンダはコロナ渦の影響をモロに受け、オンタイムで物事が進んでいません。簡単にいえば脱皮中のセミが風に飛ばされたような格好であり、既存モデルから新型車へのシフトが遅れてしまったのです。国内動向を外野から見れば後手を踏んだ印象ですが、現場の皆さんは急ピッチで巻き返し中なのでホンダファンは忍耐強く待ちましょう。

さてさて。まさにカッコインテグラな新型インテグラですが、アキュラのプレスリリースには『プレミアム・スポーツ・コンパクト』とそのポジションを明快に表現しています。北米でもジャパンメイドのスポーツ・コンパクト(略してスポコン)をやんちゃに乗り回し青春時代を過ごした若者も現在は立派なオッサンに。よって、新型インテグラはプレミアムに成長を果たしたことになります(画像は初代5ドアハッチバッグ)。

搭載するパワーユニットや価格などの詳細は不明ですが、順当に考えれば現行シビックの1.5L直4ターボでしょうか? 現在のアキュラのセダン系は、エントリーモデルがプレミアム・スポーツ・コンパクトのILX(2万6500ドルから)、プレミアム・スポーツ・セダンのTLX(3万7500ドルから)という2モデル構成です。既存モデルの車格と価格を踏まえれば、新型インテグラはこの溝を埋める中間に位置することになるでしょう。

アキュラブランドはホンダブランドとは違い、プレミアム市場がターゲットなだけに絞り込んだモデル構成なので、全体のラインナップに統制感があります。それはデザイン言語にも表れており、その発端は2016年に発表された『Acura Precision Concept』となります。この流れはSUVのRDXやMDXを見ても感じられますので見事というほかありません。

そして2019年にはコンセプトカーの『Acura Type S Concept』を発表し、他のブランドにはない躍動感を披露してくれました。思うに新型インテグラはこのタイプSコンセプト同様のベクトルで誕生すると思われます。早くその全貌が知りたいのと同時に、日本でも販売してくれないかと願うばかりです。この流麗さなら大胆にプレリュードの名を復活させてもいいとさえ思えます。

2021年9月30日。ホンダは新領域の取り組みについてと題し、同社の2030年ビジョンに向けた取り組みを発表しました。電動の垂直離着陸機『eVTOL』や循環型再生エネルギーシステムなど、既存のコア技術を極めた先に未来があることを示しています。多岐にわたる分野を視野に入れたじつにホンダらしいビジョンに胸が高まってしまいます。

夢こそ未来への原動力。ということでホンダさん、日本でも是非新型インテグラを売ってください!

Text:Seiichi Norishige

アキュラ・インテグラ



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