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CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

今ジムニーが世界中から熱視線を浴びるワケ。【日本人が誇るべき名車】

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

スズキ・ジムニーが追加装備で少し新しくなりました

スズキのロングセラーSUV、軽自動車規格の『ジムニー』と小型車規格の『ジムニー シエラ』が一部仕様変更を受けたという。早々にプレスリリースをチェックしたところ「スズキ セーフティ サポート非装着車にもオートライトシステムを搭載したほか、4AT(4速オートマチックトランスミッション)車に停車時アイドリングストップシステムを追加した」とのこと。

衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)やペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報など、いわゆる先進安全装備を充実させると装備内容に応じ『サポカーS』、『サポカーSワイド』という国交省のお墨付きが受けられることに。相応に消費者負担は増すものの、その対価は十分に得られると思います。

現行型『ジムニー』(JB64型)と『ジムニー シエラ』(JB74型)は2018年7月5日の発売以来、長蛇のウエイティングリストをもつ稀有なSUVです。人気の秘密はメルセデスのGクラスやトヨタのランクル、ジープなどと同様に、強靭なラダーフレームと4WD機構をもつ王道のクロスカントリー系SUVであること。つまり、数億円のブガッティを所有していても、どちらかのジムニーを所有する価値があることを意味します。なんせいまはサバイバルな時代なのですから(画像は海外仕様)。

契約から納期まで時間がかかるということは需要と供給のバランスの問題なので欲しい人が多ければ当然待つことになります。ちなみにスズキの国内販売目標台数(年間)は『ジムニー』が1万5000台、『ジムニー シエラ』(以下、シエラ)が1200台。この数字をもとに月間生産台数をイメージするとジムニー1250台、シエラ100台です。欲しければ迷わず買っておくべきクルマなのです。

この両者、じつはシャーシを共有するある意味で兄弟車なのですが、ザックリ比較してみましょう。

まずボディサイズで比較すると、軽自動車のジムニーが全長3395×全幅1475×全高1725mm、シエラが全長3550×全幅1645×全高1730mmでホイールベースは2250mmで共通。外観上はジムニーを軽自動車規格に収まるように設計。シエラは縛りがないのでオーバーフェンダー分幅広く、バンパー形状もデザイン的自由度が高まります。

搭載するエンジンはジムニーが総排気量658ccの直列3気筒ターボで最高出力47kW(64ps)/ 6000rpm、最大トルク96Nm / 3500rpmを発生。一方、シエラは総排気量1460ccの直列4気筒自然吸気で最高出力75kW(102ps)/ 6000rpm、最大トルク130Nm / 4500rpmを発生します。それでは価格を確認しましょう。

【ジムニー】(軽四輪駆動車)
148万5000円~190万3000円

【ジムニー シエラ】(小型四輪駆動車)
179万3000円~208万4500円

トランスミションはどちらを選んでも全グレードに5MTと4ATが設定されています。4WD機構はクロスカントリー系SUVに相応しく副変速機付きのパートタイム方式なので、通常走行では後輪を駆動、必要に応じて4WDに切り替えることになります。

乗り比べると軽自動車のジムニーがターボエンジンを生かし軽快なフットワークでキビキビと走り、一方のシエラは質感で走るイメージでしょうか。維持費を考慮すればジムニーの一択という方もいらっしゃるでしょうが、選択に悩むならシエラを試乗で確認すべきです。何といってもシエラの生産台数は少ないのですから。

次にメーカーオプションです。ディーラーオプションと比較して選択肢が少ないので、まず迷うことはなさそうです。

●スズキ セーフティ サポート:4万2900円
対象車:ジムニー XG、XL / ジムニー シエラ JL
・デュアルセンサーブレーキサポート
・誤発進抑制機能(4AT車)
・車線逸脱警報機能
・ふらつき警報機能
・ハイビームアシスト
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能(車両進入禁止、はみ出し通行禁止、最高速度)
●ピュアホワイトパール塗装車:2万2000円
対象車:ジムニー XC / ジムニー シエラ JC
●ブラック2トーンルーフ仕様車:4万4000円
対象車:ジムニー XC / ジムニー シエラ JC
●ブラックトップ2トーン仕様車(受注生産):6万6000円
対象車:ジムニー XC

どちらを選んでも、アフターマーケットのパーツメーカーを含めればジムニーの楽しみ方は無限に広がっています。人気車故に思わぬ大出費を重ねるオーナーもかなりいらっしゃいます(笑)。

スズキの公式HPを見ると国内に関しては日本のカスタマー向けにできていますが、『グローバルサイト』を見るとかなり本格派のSUVであることがわかります。キャッチコピーは『Ready to conquer the wild』。かなりクールな印象です。

グローバルサイトにリンク

昨年発売から50周年を迎えたジムニーは、これまでに全世界199の国・地域で販売され、2020年7月時点で世界累計販売台数300万台を達成したといいます。現行型も変わらぬ人気モデルなのでまず値引きは期待できません(画像は初代ジムニー)。

とはいえ、ボーナス時期や年度末商戦では何らかの特典が得られることもまた事実。いまはオンライン商談もありますので、まずはメールマガジンに登録し事前情報を入手しましょう。バーチャルなカワイイお姉さんも待っていますよ!

Text:Seiichi Norishige

スズキ



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