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ミッドシップのシボレーコルベット最新作はどこが凄カッコいいのか?

安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

2019年7月にフルモデルチェンジうけ、8代目となった新型コルベットが、いま話題になっています。1954年の初代から先代まで60年以上もつづけてきたフロントエンジンをミッドシップエンジンへと変更し、コルベット史上初の右ハンドル車導入など、大きく変化したこともあり、日本向けの最初ロットは、既に販売完了するほどの人気を博しています。

本稿では、この新型コルベットの魅力について、ご紹介。大排気量エンジンのシボレーコルベットは、これで最後かも!?

 

■ミッドシップ化により、エアロダイナミクスとトラクションが改善

ボディサイズは、4630×1940×1220(全長×全幅×全高)mm、先代に対して、全高が15mm低く、全幅が63mmも拡大しました。エンジンがコックピットの直後に移動したことで、フロントフードを下げることができ、先代とは異なる、ミッドシップらしい低いフロントセクションが実現されています。さらには、フロントカウルやエンジンフード、ステアリングなどをより低い位置にレイアウトしたことで、広い前方視野が確保されたそう。

エンジンがコックピットの直後に移動したことで、フロントフードを下げることができ、先代とは異なる、ミッドシップらしい低いフロントセクションが実現

低いフロントセクションから、リアエンドに掛けて流線形のルーフ形状となった結果、空気抵抗の少ない、優れたエアロダイナミクス性能を実現。また、エンジンのミッドシップ化によって、後輪荷重を増やすことにもなり、加速性能の肝となるトラクション性能も改善できたそう。これでようやく、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェ製のスーパースポーツのライバルと同じ土俵に立てた、ともいえるでしょう。

リアセクションの末端には、コンパクトなリアウイングが備わる。ルーフを流れてきた気流を受け、ダウンフォースを生み出す

また、エンジンに冷却風を送り込むべく、リアフェンダーの前方に、大型のエアインテークを装備。このエアインテークに空気を目いっぱい送り込むため、フロントドアを含むボディサイドは大きくえぐられています。ドアハンドルも、エアインテークの内部にレイアウトされ、フードリリースやリアハッチのスイッチまでもがボディに一体化されたことで、滑らかなボディ表面となりました。

 

■V8エンジンを目で見て、音を体感。運転の喜びが一層高まる

6.2L自然吸気のV8エンジン「LT2」は、コックピットの直後に、リアハッチのガラス越しに見えるよう搭載されています。この「エンジンを魅せる」レイアウトは、ミッドシップ化のハイライト。

出掛けようとドライバーがクルマに近づき、ガラス越しにエンジンの存在を確認し、低音で迫力あるエンジンサウンドを背中越しに聞けば、ドライバーの高揚感がさらに高まること間違いなし。

最高出力495ps、最大トルク637Nmを発揮する6.2L自然吸気のV8エンジン「LT2」は、コックピットの直後に、リアハッチのガラス越しに映えるよう搭載されている。

ちなみに、エンジンブロックにドライサンプオイルシステムが装備されたことで、サーキット走行などで高いGをかけ続けても、常にエンジンオイルが循環するようになっているそう。エンジン性能が進化したことは当然ですが、ミッドシップ化による様々な恩恵によって、さらに運転する喜びを得られるようになりました。

 

 

■インテリアはドライバーをもてなす室内空間

エアコン、ドライブモード、シフト操作スイッチなどを残し、多くのボタンがインパネ中央にあるインフォティメントシステムに収められ、すっきりとした印象。操作画面はドライバー側に大きく傾いて設置されており、ドリンクホルダーも、巨大なセンターコンソールを挟んで、運転席側に配置されています。ドライバーにとっては極上の居心地を実現していますが、助手席に座る方にとっては、退屈な車内かもしれません。

分厚いセンターコンソールで区切られた運転席周

上端と下端をカットした異形ステアリングホイールも特徴的。低い着座位置から前方の視界を確保するため、そして、乗り込み時の膝の干渉を防ぐためだと思われます。ドライバーにとっては快適なコクピットは、往年のスポーツカーファンは一層魅力を感じるのではないでしょうか。

 

■まとめ

ベースモデルの加速は、0-100km/hを3.0秒、0-400mを11.2秒、「Z51パフォーマンスパッケージ」では、0-100km/hを2.9秒という速さで駆け抜けるというコルベットC8(日本仕様はすべてZ51パフォーマンスパッケージ装着車)。

現時点、コルベットC8(Z51パフォーマンスパッケージ)のニュルブルクリンクタイムは、7分28秒とのこと。今後は、ハイパフォーマンスモデル Z06の登場が予定されています。ベースモデルの出来が良いだけに、どれほどの性能向上が果たせるのか、期待が持てる一台です。

約16秒でフルオープンにできるというコンバーチブルのカブリオレは税込1550万円

なお、日本仕様のコルベットC8の車両本体価格は、ベースグレードの「2LT」が税込1180万円、上級装備満載の「3LT」が税込1400万円、約16秒でフルオープンにできるというコンバーチブルのカブリオレは税込1550万円。

世界的に気候変動(温暖化)に対する危機意識が高まる中、当然のことながら、大排気量エンジンが大好きな米国でも、CAFÉ規制に従わなければならず、規制が強化(2025年までに1ガロン当たり54.5マイル≒22.98km/L)されることになるようです。

もちろん、コルベットも例外ではなく、このC8型がシボレーコルベットとしての最終形態になるのか、あるいはハイパーハイブリッドカーやスーパーEVとして登場するのかはわかりませんが、大排気量エンジンのシボレーコルベットに残された時間はあまりないことは確か。「迷う理由が値段なら買え」という言葉もあります。どうしても乗りたいのなら、頑張って手に入れてみるのもいいかも知れません。

シボレーコルベットの公式サイトはこちら

Text:MMM Production,Tachibana Kazunori
Photo:Chevrolet
Edit:Takashi Ogiyama



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