人類最古のジュエリーとも言われるのが、ネックレスです!
9回めを迎えた、今回の#ジュエリー魂。前回同様に趣を変えたまま、ブランド斬りではなくアイテム斬りを続け、メンズジュエリーの中でも人気があるネックレス(Necklace)をピックアップしてみます。
ネックレスは、「首に巻きつける紐=ネックレース(neck lace)」が変化した呼び方。その歴史は古く、人類最古のジュエリーとも言われています。
昔から強さや力などを示すものや、魔除けやお守りとしても扱われ、幸せや無事を願う意味が込められてきました。
そんな意味から、贈る相手の幸せや無事を願うお守りとしてプレゼントするという文化も古くから存在し、石器時代にはすでにその習慣があったとも言われています。
愛情を示すプレゼントの定番である指輪は婚約や結婚のイメージが強く、ブレスレットやピアスは仕事などで外さないといけないこともありますが、ネックレスは服の下に隠れるので ずっと身に着けられるので、プレゼントとしても最適なんです。
では、話をクルリンパと戻してネックレスの投稿から素敵な5選をご紹介していきましょう!
クロムハーツの「ダガーチャーム ネックレス」
まずは、ダミアーニの回に続いての登場となる@24mahaloさんの投稿から。クロムハーツ(CHROME HEARTS)のダガーチャームのネックレスです。
クロムハーツの中で、"クロス"と"フローラル"と並び、三大モチーフのひとつに数えられるのが「ダガー(Dagger)」。
ダガーの名前からも分かるように、中世の短剣からインスピレーションを受けて製作されたデザインです。剣には、純潔の証や強さ、愛する者を守るといった意味合いが込められています。
ダガーのネックレスには、もう少し小振りなペンダントタイプも存在しますが、@24mahaloさんはチャームにボールチェーンを通したネックレス仕様に。
男性が普段使いするネックレスなら、このくらいが ちょうど良いですね。服に隠すこともできますし、シャツのボタンを開けた際にチラッとのぞかせても良し。
ヴァシュロンコンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)「フィフティーシックス」のマルタ十字とも相性が良さそうです。
カルティエの「サントス ドゥ カルティエ ネックレス」
次は、#靴魂のボートモカシン回に登場頂いた@mentalist0928さんの投稿から。カルティエ(Cartier)の「サントス ドゥ カルティエ ネックレス(Santos de Cartier necklace)」の18K ホワイトゴールドです。
シンプルさ・実用性・革新を3大理念とした、航空界のパイオニアであるアルベルト・サントス=デュモン。
彼の「飛行中に時間を確認したい」という願いに応え、1904年にルイ・カルティエがデザインした初のモダンウォッチが「サントス ドゥ カルティエ」。そのシリーズとして登場したのが今回のネックレスです。
スクエアリングが連なった、ボリューム感たっぷりのチェーンネックレスは、すっきりとシンプルなデザインながら、胸元でカルティエらしい洗練された輝きを放ちます。
もう少し丸みを帯びたチェーンネックレス「スパルタカス」もありますが、男性には「サントス ドゥ カルティエ」が似合いそうです。
イエローゴールドではなくホワイトゴールドというのもさり気なくて良さそう。じつは、こじラグ谷中はブレスレットを狙ってたりします。
今後も#ジュエリー魂、そして#靴魂への投稿を楽しみにしています!
ショパールの「ハッピーダイヤモンド ネックレス」
続いては、#服魂スニーカースタイルの回に登場頂いた@yoji0928さんの投稿から。ショパール(Chopard)の「ハッピーダイヤモンド ネックレス」の18Kホワイトゴールドです。
1860年、スイスにてルイ・ユリス・ショパール(Louis-Ulysse Chopard)が設立したショパール。
創業者の名前にちなんだ「L.U.C」シリーズ、さらにイタリアのクラシックカーレース「ミッレミリア」の参加者のために作った時計などとともに、ブランドを象徴するのは特徴的にダイヤモンドがあしらわれた「ハッピー・ダイヤモンド」シリーズです。
@yoji0928さんのネックレスは、ペンダントヘッドにセットされた2枚のクリスタルサファイアの間でムービングダイヤモンドが揺れ動き、見る人の目を楽しませます。人って揺れるものに目を持っていかれますから、自然と惹きつけられますね。
って、「ハッピー・ダイヤモンド」も素敵なんですが、バカラの馬の頭オブジェに完全に目を持ってかれました(笑)
でも、風水では馬は大変縁起が良く、置物として飾ると成功や繁栄をもたらすと考えられています。馬を飾った場所に財運を招き、事業運もアップするなんて言われていますね。
また、活発に走る馬は「陽」の気を持つとされ、人に行動力やエネルギーを与えるシンボルとも考えられているので、ネックレス以上にお守りの効果があるのかも…。コレ欲しいな。
サルヴァトーレ・フェラガモのチョーカー
4番目は、@date_itotatsuさんの投稿から。サルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo)のチョーカーです。
11歳のとき、イタリア南部カンパニア州の自宅で靴屋を開業したサルヴァトーレ・フェラガモは、15歳でアメリカに渡り、映画の衣装としての靴を製作したり、ハリウッド俳優らを顧客にして名声を集めます。
1927年でフィレンツェへ戻り、サルヴァトーレ・フェラガモを開業するも1933年に一度倒産…。イランの王侯、インドの貴族や有名人を顧客にしてなんとか復興し、彼の死後は同族経営で世界有数のファッションブランドに成長を遂げます。
フェラガモのジュエリーは珍しいですが、こちらのチョーカーはフェラガモのアイコンである「ヴァラ(VARA)」がモチーフでしょうか? フェラガモと言うと おそらく誰もが思い受かべるグログランリボンの留め具ですが、若干デコラティブなような…
でも、この丸みを帯びたシルエットが胸元には合いそうですね。身に着けるとどんな雰囲気になるのかぜひ見てみたいので、また投稿をお願いします!
エルメスの「ファランドール 」ネックレス
最後は、ティファニー、カルティエ回に続いての登場となる女性! @h.coco5さんの投稿から。エルメスの「ファランドール 」ネックレスです。
1938年、アーティスティックディレクターを勤めていたロベール・デュマ・エルメスが、港を歩いていたときに見かけた錨のチェーンからインスピレーションを得て制作したブレスレット「シェーヌ・ダンクル」。
その「シェーヌ・ダンクル」モチーフをチェーンで繋げたロングネックレスが、「ファランドール 」です。
120cmと長さがあり、気分によって巻き方を変えることで表情に変化が付けられるのも魅力です。「シェーヌ・ダンクル」モチーフが大小あるのもポイントですね。
ブレスレットは着けてる方があまりにも多いので、差別化するには丁度良いかもしれません。
エルメスのジュエリーは日に日に人気度がアップしている感があるので、気になったアイテムを見つけたら早めのチェックが必要かもですね。
女性の投稿は、ジュエリーをプレゼントしたい男性の参考になるので、またぜひ投稿してください!
ピンキーリング同様、ジュエリーに抵抗ある方でも意外と取り入れやすいネックレス。服の下にひっそりと忍ばせられますからね。お守り的な意味合いも強く、ギフトにも最適ですので、ご自身用、そしてパートナー用など気になる逸品を見つけてみてはいかがでしょう?
それでは、本日はここまで。これからも読者の方々が、どんなジュエリーを愛して、ともに過ごしているのか? その審美眼に加え、手入れされた美しい輝き、はたまた長年愛用することで生まれたキズや汚れから感じるジュエリーへの愛着などを「#ジュエリー魂」を付けて たくさんポストしてください! もちろん女性の投稿も大歓迎!
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それでは次回の「あなたのジュエリー、見せてください」もお楽しみに!!
Edit:Ryutaro Yanaka