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【オールデン、ロロ・ピアーナにアレン・エドモンズ】秋は茶靴こそ最強! ネイビーにも合うブラウン靴は必携

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靴を偏愛する こじラグ谷中が、さらに靴企画を充実させるべくスタートさせた「靴魂(くつたま)」! インスタグラムに#靴魂のハッシュタグを付けてポストされたソウルメイトの投稿から、独断と偏見、そして魂を込めて厳選! あなたの靴が見たいから〜。

表革、スエード、色の濃さなど豊富なバリエーションも魅力です!

連日30℃超えの暑かった夏は いづこへ? と首を傾げたくなるほど 一気に涼しくなった9月。親の仇かと思うほど激しく鳴いた蝉の声は消え去り、静かに鳴く鈴虫から秋の気配を感じるようになってきました。

そうなってくると、着こなしに取り入れたくなるのが茶色(ブラウン)。ということで、第53弾ではブラウンの靴をピックアップしたいと思います。

木や土、大地といった自然を感じさせる茶色って、"温もり"や"居心地の良さ"など安心感があり、物悲しくなりがちな秋にもってこいな色。

渋い色なので若い世代には苦手や嫌いという人が多いんですが、年齢を重ねるにつれて好嫌が強くなっていき、似合うようにもなってきます。

そして、茶色の補色は 暗いトーンの青。正反対の印象を与える補色の関係にある色同士は、お互いを引き立てる効果があることから、イタリアの伊達男たちはアズーロ・エ・マローネ(青と茶)の組み合わせを好むわけです。

ネイビーが主流な日本のスーツシーンにも茶靴は合います。ビジネススタイルが変化し、緩和された現在なら黒靴一辺倒ではなく、茶靴という選択肢も大いにアリではないでしょうか?

では話をクルリンパと戻して、ブラウンの靴の素敵な投稿5選をご紹介していきます!

ロロ・ピアーナの「サマー・ウォーク」

まずは、タッセルローファーの回、そして#服魂にも頻繁に登場頂いた@10.18hhさんの投稿から。ロロ・ピアーナの「サマー・ウォーク」です。

1924年、北イタリア・トリベロで創業したロロ・ピアーナは、テキスタイルブランドとしての認知度が高いですが、じつは"究極の原材料を使用した世界最高峰のレディ・トゥ・ウェア"やシューズ類も手掛けています。

「サマー・ウォーク」は、ライニングのない一枚革のアッパー、滑り止め機能のあるラテックスソールを搭載しているのが特長です。

上質なスエードが足を優しく包み込むような感じで柔らかく、軽いので履いているのを忘れそうになるほど。編集長干場、そして こじラグ谷中も愛用しています。

名前からすると夏にしか履けないような気がしますが、ダークトーンのモデルを選べば通年で履けますし、@10.18hhさんのようなブラウンなら秋にこそ似合う!

夏から秋に変わっていく今こそ大活躍するので、たくさん履いてあげてください。

アレン・エドモンズの「フィフスアベニュー」

続いては、ストレートチップラバーソールレイマーの回にも登場頂いた@akigara_shoesさんの投稿から。アレン・エドモンズ(Allen Edmonds)の「フィフスアベニュー(Fifth Avenue)」です。

1922年、アメリカ・ウィスコンシン州ベルギー(Belgium)で創業したアレン・エドモンズ。

釘を使わず、硬い鉄のシャンク(土踏まず部分の芯)も使わない、歩く度に屈曲する足に合わせてフレキシブルに曲がるとても履き心地の良い靴で人気を博し、大成功を収めます。

歴代のアメリカ大統領が愛用した靴メーカーとしても有名で、スーパー8シューズを訪れた動画でもその辺りについて紹介していますので、気になった方はぜひチェックを。

 
 
そんなアレン・エドモンズの永世定番とも言える傑作が、ストレートチップの「パークアベニュー(Park Avenue)」と、@akigara_shoesさんが履くパンチドキャップトウの「フィフスアベニュー」。

6アイレットで、やや長めのラウンドトゥですが、クセが少なく、かしこまりすぎないので、スーツからジャケパンまで、幅広く合わせられます。

@akigara_shoesさんは"ボロだ"なんて謙遜なさっていますが、フルメンテされて完璧に輝きを取り戻しています! ガラスレザーとはいえ、ここまで綺麗に手入れして貰えたら きっと靴も喜んでいるはずです。

アルフレッド サージェントの「バートン」

次にご紹介するのは、夏のローファー回に登場頂いた@mstk1111さんの投稿から。アルフレッド サージェント(ALFRED SARGENT)のバートン(BARTON)です。

1899年、創業者であるアルフレッド・サージェントが、息子のフランク、ハリーとともに、イギリス・ノーザンプトンシャー州ラシュデンに自らの名を冠した工房を設立してスタートした、アルフレッド サージェント。

一時期はセレクトショップなどで展開されていましたが、ブランド生誕から132年を迎えた現在はフランスのBOWEN(ボウエン)という会社の傘下に入り、あまり見かけなくなりました。

@mstk1111さんの「バートン」は、内羽根のセミブローグ。ややポインテッドになったラウンドトゥで#105ラストとのこと。ブランドを象徴する#109ラスト、それをシャープにした#106ラストは知っていましたが、このラストは初めて知りました。

あらためて拝見すると、履き込んだアルフレッド サージェントはイイ雰囲気。かつてネペンテスでも扱っており、何度も買おうか悩んだのが懐かしいです。

ぜひ今後も履いては磨きを繰り返し、たっぷり愛でてあげてください!

ステファノ・ベーメルのウィングチップ「6350」

4番めは、クレバリーの回に続いての登場となる@nob_murさんの投稿から。ステファノ・ベーメル(STEFANO BEMER)のウィングチップです。

1987年、イタリア・フィレンツェに自身のアトリエを設立した、ステファノ・ベーメル。

彼の手掛ける美しいハンドメイド・シューズはすぐに話題となり、顧客にはジャンフランコ・フェレ、アンディ・ガルシア、フリオ・イグレシアスらが名を連ね、俳優としてのキャリアを休んでダニエル・デイ・ルイスが弟子入りしたのは有名な話です。

しかし、残念なことに2012年、ステファノ・ベーメルは わずか48歳の若さで早すぎる死を迎えます。

その後、靴職人の友人トンマソ・メラーニがブランドを引き継ぎ、ビスポーク・ラインを維持しながら、既製靴やメイド・トゥ・オーダーのラインを拡充させていきます。

@nob_murさんのウィングチップは、おそらくステファノ・ベーメル氏の出世作であるスクエアトゥの「S木型」を採用したモデル「6350」でしょうか。

ハンドソーンウェルテッド製法で仕上げた優美なシルエットと、装飾性の高いディテールワークでエレガントな雰囲気を醸し出しています。

本当に美しい靴で、惚れ惚れします。クレバリーといい、このステファノ・ベーメルといい@nob_murさんは素敵な靴をお持ちで羨ましい限りです。

オールデンのコードバン4選

最後は、たくさんの名靴をお持ちで、ジョンロブカルミナ、そしてオールデンの回にも登場頂いた@sa197604さんの投稿から。オールデンのコードバン4選です。

オールデンのコードバンの中でも人気がある、ミディアムブラウンカラーのラベロ、そしてタンに近いウィスキーをグラデーションで並べた4連星。

ストレートチップのミリタリーブーツ、プレーントゥ2足、そしてロングウィングチップ、どれもイイ雰囲気ですね。

色が薄くなればなるほど元の革の色や質が露骨に影響してしまうため、最近は入手が困難になっているオールデンのコードバン。とくにウィスキーやラベロは難しいのに……、お見事です。

履きジワもカッコ良く、今後の経年変化も楽しみです。

@sa197604さんも、@ryuki_hさん同様、すべての靴を並べて見てみたい方。いつか何かの企画で実現させたく、そのときはご協力をお願いします。

 

どうですか、茶色(ブラウン)の靴? 秋が訪れて涼しくなると ほんのり物悲しくなって、こんな渋い色を取り入れてみたくなりませんか?? ブラウンにはベージュに近い薄いものから 黒に近いダークなものまで色幅も豊富ですし、表革、スエードでも表情が異なり、いろいろ楽しめると思いますので、自身のクローゼットと相談してお気に入りの一足を見つけてみてはいかがでしょう?

それでは、本日はここまで。是非これからも ドレスシューズに限らず、ブーツやスニーカーなどなど、みなさんの愛用靴を「#靴魂」を付けて たくさんポストしてください! 目標は、#腕時計魂に追いつくことです!!

ちなみにですが、会員登録して頂けるとコメントを書き込むことができますので、#靴魂に対するご意見や感想、「オレはココの靴が好きだー」「こんな切り口で靴が見てみたい」などなど奮ってコメントしてください。

それから、インスタグラムの#靴魂を介して、皆さんが交流してくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

投稿に関してですが、撮影の仕方は自由。靴のみ、履いている足元、その靴を中心としたコーディネートなどなど、靴が写っていれば何でもOKです。ぜひご自慢の一足をインスタグラムに投稿してください。もしかすると あなたの投稿を取り上げるかもしれません。

それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!

Edit:Ryutaro Yanaka



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