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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
CAR Dr.ノリシゲの妄想ドライブ

スバルのSUVが、いま最高に楽しいと感じる理由。イイモノ志向のあなたへ

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説明しよう! 妄想ドライブとはヴェテラン モータージャーナリスト・ノリシゲセイイチが「このクルマにのったら、こんなことをしたい。こんなところに行きたい。この街道でぶっ飛ばしてチャンネーとこんなことがしたい!」と妄想の世界に遊ぶ気絶コラムである!

絶対評価で選ばれるスバル車の魅力

自動車ツウを別とすれば、クルマ選びってなかなか難しいと思います。パッと見渡せば群雄割拠の新車群、アレコレと耳馴染みのない安全装備の数々など、散々悩んだ挙句に安心感ある多数派ブランドで選んでしまう……なんてケースが多いのではないでしょうか。

イマドキのクルマって通勤用とか買い物用になど、実用品と捉えれば何を買ってもそうそうハズレを引くことはありません。つまり工業製品として安定して高品質にできています。しかし、利便性の高い道具である前にクルマって何だろうと考えたときに、少なくとも運転していて楽しいとか、日常を豊かにしてくれる愛車でなくては意味がない。

その点、SUBARU(以下、スバル)はイイ仕事をしていると思います。乗れば乗るほどジワる魅力は何物にも代えがたい。トレンドに一喜一憂することなく「クルマやメカニズムの事はよくわからないけど、いいモノが欲しい」という志向の方々には特にオススメです。人気カテゴリーのSUVを例にザックリ検証してみましょう。

スバルSUVのフラッグシップモデルは先頃発表された7代目となる『レガシィ アウトバック』です。現在は事前予約が開始されディーラーへ行けば価格を含めすべてわかるという状態に。まずは新旧ボディサイズ比較を含め見て行きます。

【LEGACY OUTBACK】
ボディサイズ:全長4870(+50)×全幅1875(+35)×全高1670 / 1675(最大差+70)mm
ホイールベース:2745(±0)mm
最低地上高:213(+13)mm
パワーユニット:1.8L水平対向4気筒ターボ
価格:未定
備考:2021年9月2日より先行予約を開始
※( )内は先代比

先代モデルと比較してボディサイズは拡大しましたが、ドアミラーを開いた状態での全幅の数値は2067mmと同一です。ただし、左右ホイールの外側を起点として数値化すると+15mmの1855mmとなり、パレット式の駐車場を利用される方は注意が必要です。

メーターまわりはアナログからデジタルな液晶パネルとなり、また、中央の大画面縦置きモニターが先進的な雰囲気を醸します。樹脂製のフェンダーアーチが古風な演出かもしれませんが、悪路をワシワシ走るなら塗装タイプより傷が入りづらく実用的。スバルハイブリッドの代名詞である『e-BOXER』の採用はありませんが、往年のレガシィファンも納得できるクロスオーバーパッケージの1台です。

フルインナーフレーム構造のシャシーは車体剛性の高さが自慢ですが、同時に上質な乗り心地を生み出します。日本ではまっさらなブランニューモデルですが、北米市場へ先行投入されていたモデルなので新型車特有のマイナートラブルは考えなくていいと思います。

【FORESTER】
ボディサイズ:全長4640×全幅1815×全高1730mm
ホイールベース:2670mm
最低地上高:220mm
パワーユニット:1.8L 水平対向4気筒ターボ / 2.0L 水平対向4気筒+モーター(e-BOXER)
価格:293万円7000円~330万円
備考:2021年8月 マイナーチェンジ

スバルSUVのなかでもっともSUVらしいパッケージをもつモデルが『フォレスター』です。3モデル中、着座位置は一番高くSUV特有の見晴らしのよさが得られます。

フロントまわりを中心に、この夏のマイナーチェンジでデザインも大きく変わりました。北米市場ではワイルドな意匠をもつウィルダネス・シリーズが注目されますが、日本でも展開されるか判明していません。

スバルSUV特有のAWDシステムは、オンデマンド式ではなく常時4輪に駆動力を分配するシステムです。また、トヨタのようにモーターで後輪を駆動するシステムでもありません。安定感あるスバルの走りがドライバーに安心感をもたらします。

【XV】
ボディサイズ:全長4485×全幅1800×全高1550mm
ホイールベース:2670mm
最低地上高:200mm
パワーユニット:1.6L水平対向4気筒 / 2.0L水平対向4気筒+モーター(e-BOXER)
価格:220万円~292万6000円
備考:2020年9月 一部改良
2021年6月2.0e-L EyeSight 特別仕様車 Smart Edition追加発売

このモデルをシンプルにわかりやすくいうと、同社インプレッサのクロスオーバー仕様車がこの『XV』である、という図式です。1.6Lモデルなら220万円というエントリープライスが魅力です。ボディサイズは3車中もっとも小さく、全長は4.5m以内に収まります。全高は1.55mなので立体式駐車場も躊躇なく利用できると思います。

スバルご自慢の安全装備『Eye Sight(アイサイト)』のコアテクノロジーは全モデル標準。グレードにより追加装備も可能ですので、じっくり選んでください。

ちょっと駆け足にご紹介しましたが、スバルSUVに共通する最大の魅力は、操作系のリニア感と常時全輪駆動というAWDシステムに尽きると思います。皆さんも車両入替え時は一度検討されてはいかがでしょうか。無論、ご試乗もお忘れなく(特にCVTを懸念される方)。直感的に”コレはイイ!”と本能が教えてくれると思います。

Text:Seiichi Norishige

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