世代を超えて愛されるのは、時代に合わせたマイナーチェンジがあってこそ!
第388回目は、ラコステのポロシャツです。
大人のオフカジュアルにおける鉄板中の鉄板こと、ポロシャツ。1933年に「ラコステ」が生み出し、全てのポロシャツの原点であることはFORZA男子なら周知でしょう。テニスウェアの常識を変え爆発的な人気を誇り、その後もアイビーやビジカジといったトレンドの波にも乗り今でもなお愛される歴史的名作です。80年以上の長きにわたり人気であり続けたのかと言えば、大きな変化ではなく時代に合わせたマイナーチェンジを繰り返してきたからこそ。今シーズン新たに展開される「L1221」も同様です。
ラコステのポロシャツと言えば「L.12.12」ですが、その継承モデルをこれまで多く展開しており、2021春夏よりラインナップされているL1221もその一つ。大きな特徴は、環境に配慮したサステナブルモデルにアップデートしたこと。今年の6月にラコステが掲げたサステナブルプロジェクトにも通じる本作は、100%天然のオーガニックコットンを採用。クラシックフィットのルックスや鹿の子生地の質感はそのままに、よりソフトな着心地を楽しませます。つまりクラシカルなルックスを今どきに着こなせる一着ってこと。
今やファッションにおいても欠かせない存在となったサステナブルな背景は、これまでのお洒落とは一線を画す、言わばワンランク上のファッショニスタの嗜み。それが我々に馴染みのあるデザインで作り上げてくれるのも、実にありがたいですね。特にポロシャツは、女性からの支持も高まっているユニセックスなアイテムですから、一見それとはわからないポロシャツがサステナブルとわかれば好印象間違いなし! 環境に配慮しながらお洒落も楽しめて、話のネタにもなる。そんな進化した老舗の新定番が、今一番の狙い目です。
ラコステのアイコンでお馴染みのワニロゴ。胸元に小さくあしらうだけで、シンプルなポロシャツに箔がつくだけでなく、これがあるだけで安心感を得られるのは流石。
上のホワイトともに人気を博すのがブラックモデル。ロゴをさらに強調し、モードな装いとも好相性。コーディネートの振り幅が広い万能な一着としても重宝します。
豊富なカラーバリエーションもラコステのストロングポイント。差し色のインナーにもってこいのイエローをはじめ、今回ご紹介する5色と鮮やかなレッドを加えた全6色展開です。
チノパンやデニムと合わせれば、程よい上品さを演出する深いグリーン。いつものコーデの脱マンネリを図るなら、こんな一着からはじめてみては。
近年トレンドとして注目されるペールトーンもラインナップ。ポップさを醸し出すとともに大人のギャップ演出にももってこい。女性からも好印象を与える本作は、デキる大人にこそ相応しい!
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
【問い合わせ】
ラコステお客様センター 0120-37-0202