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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場の「エコラグ」

お守り代わり! ブルース・リーの名言を刻印したSYMPATHY OF SOULのリング

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

大切な言葉を、いつも身につける

恵比寿のアクセサリーショップ「S.O.S fp(エス.オー.エス エフピー)」とは雑誌編集者時代からの付き合いで、かれこれ20年以上になります。なかでも僕が気に入っているのが、自分の好きなメッセージを刻印できるシリーズ。あまりに気に入り過ぎて、過去にパワーフレーズ入りのバングルをオリジナルブランド“SYMPATHY OF SOUL(シンパシーオブソウル)”とコラボで発売したほどです。

今回、紹介するのは「Slice Ring-Silver(スライスリング-シルバー)」という、シンプル極まりない商品。最大8文字の刻印が可能なシグネットシングです。シグネットリングといえば、通常は印章・紋章付きの指輪のことを指し、僕も英国発のAsprey(アスプレイ)でオーダーしたことがありますが、SYMPATHY OF SOULでつくるシグネットリングは 僕にとっては意味合いが別。

自分が忘れたくない言葉は、なるべくいつも身近なところに置いておきたいという思いが原点になっています。コロナ禍で長引く在宅期間がそうさせているのかもしれませんが、普段の日々を大切にしたいという気持ちが、無意識に働いているのかもしれませんね。ちなみに、僕が刻印したのは「Be Water(水になれ)」というメッセージ。人生の師と仰ぐブルース・リーの名言です。

実はこのフレーズ、ブルース・リーが愛読していたという宮本武蔵の『五輪書』に通じていて、冒頭には「心を空にせよ。型を捨て、形をなくせ。水のように」とあります。自分なりに解釈すると、どんな状況にも対応できる柔軟性こそ最大の強さなのかなと……。

アメリカ、イギリスの植民地下の香港で幼少期を過ごしたブルース・リーは、欧米人から差別され、それでも這い上がらなければいけない現実と対峙し、さまざまな武道を習得しながら、人間としての生き方を表す「ジークンドー」という思想を確立したといいます。そんな強靭な精神に憧れ、自分が何の後ろ盾もなく独立して先行きが不透明だったころ、この言葉に毎日のように励みにしていました。

だからこれは他人に見せるよういうより、自分のためだけのもの。日々、くじけそうな場面に遭遇してしまったとき、勇気をもらえればそれでいいのかなと。お守りみたいですけど、こういうのがあるのとないのとでは大違い。特に、コロナ禍で毎日が不安ないま、身につけるだけでパワーがもらえる存在はありがたいと思います。


1万3200円 ※刻印代金2200円(ともに税込)
SYMPATHY OF SOUL/(S.O.S fp 恵比寿本店)

【問い合わせ先】
S.O.S fp 恵比寿本店
03-3461-4875

Photo:Ikuo Kubota(OWL)
Text:Toshiaki Ishii



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