Tシャツを選ぶ際、私たちが無意識に確認しているのがネックの形。これ、全体の着こなしに大きな影響を与える要素だからなんです。
今回は代表的な3つのネックの種類を元に、与える印象やどんな人に向いているか、そして着こなしを徹底解説いたします!
1.王道中の王道! クルーネック
「クルーネック」という言葉を有名にしたのはユニクロの「クルーネックTシャツ」といっても過言ではありません。クルーネックとは、本来は丸首を意味するものなんです。
クルーネックが与える印象は、ずばり「誠実さ」「聡明さ」。見える肌の面積が少ないため、安心感を与えることができ、様々な場面で活躍してくれます。
干場編集長のように、クルーネックであれど色気を醸し出してしまう罪な人がいるのも事実。クルーネックの着こなし方がいかに自由自在であるかがわかると思います。
基本的にはどんな人にも似合いますが、首が短かったり日々の鍛錬の賜物により上半身がガッチリしている人は、首回りに余裕のあるデザインを選ぶと良いでしょう。
着こなしとしてはスマートなシルエットのパンツがおすすめです。細身のシルエットがトレンドだからというのもありますが、クルーネックがもたらす聡明なイメージに非常にマッチするのです。
2.色気を盛るなら! Vネック
男性なら憧れてやまないでしょう、「Vネック」。なぜここまで魅力的なのでしょうか?
答えはいたってシンプル、「色気」を出せるからです。
肌が見える面積が広くなり、男性だからこそ出すことのできる胸筋が見え隠れするからです。見えるようで見えない美学が色気に繋がるわけですね。
Vネックが似合う人はまさに首が短い&上半身ガッチリタイプの方です。
もちろんそうでない方も着こなすことはできますが、Vが深くないものを選んだり、ジャケットを羽織ったりしてみましょう。特にVが深いものを選んでしまうと、なぜか貧相な体つきに見えてしまうので注意です。
着こなしのコツは「こなれ感」。ちょっとゆるめのシルエットでも、スエードのローファーでも、キザっぽくしても似合うのがVネック。正統派過ぎない、ちょっと危なげな大人の色香も出せるので、デートにはいちばんおすすめです。
3.秋を先取り! モックネック
タートルネックよりも少し短く、折る必要がないのが「モックネック」。ニットなど秋冬のアイテムではよく見かけますが、実はTシャツで着こなすのもアリなんです。
Tシャツなのにカジュアル過ぎないのがオシャ見えポイント。秋に向けて1枚持っておくと、Tシャツコーデではまず困りません。
基本はどんな人でも似合いますので、万能性の高いネックスタイルともいえます。特に上半身が比較的薄い人にはおすすめ。昨今は「細身の男性が好き!」という女性も多く、こちらもデート向きです。
着こなしはカーゴパンツやショートパンツなどのファッション性が高いものを。足元にはスリッポンやローファーなど、足首が見えるタイプのアイテムを合わせることで、全体のバランスをとることができます。
こちらのような太めのパンツやワイドパンツも似合うので、ぜひ試してみてくださいね。
いかがでしたか? ネックの種類でこんなにも与える印象は変わるのです。コンプレックスがある人でも、身に着けるもの次第で克服できるものがあるかもしれません。夏の終わりもお洒落を楽しんでいきましょう。
Text: FORZA STYLE