日本の服飾業界の重鎮として活躍している、ファッションアドバイザー・赤峰幸生氏。御年77歳でInstagramのフォロワーは3万5000人超、服飾のみならず、アートや歴史の分野にまで及ぶ博覧強記で、老若男女を問わずたくさんの方々に支持されています。
そんな赤峰氏が皆さまのお悩み相談に乗る動画シリーズ、「ユキちゃんのひとりごと」。いつもの赤峰氏よりも親しみやすく、基本から応用まで幅広い分野にわたって、ファッションに悩める皆さまからのコメントにお答えしています。

本日のテーマは「光沢のあるスーツについて」! 一般的なスーツと異なり、少し光沢のあるものを着ていらっしゃる方を見るとついつい目が行ってしまうこともありますよね。
実際のところ、光沢のあるスーツはどういうときに着るのが正解なのでしょうか?
そもそも「光沢のあるスーツ」って?
と、その前に光沢のあるスーツについて簡単にご解説を。
スーツ好きの皆さま方はすでにご存じかもしれませんが、この光沢は素材によるもの。
ご想像の通り一番光沢の出る素材はシルクですが、スーツの場合は勿論100%シルクではなく、ウールにシルクが混ぜられている場合が多いです。
さらに重要なのがその糸の細さなんです。

スーツをオーダーしたことがある方にはおなじみかもしれませんが「スーパー120」といったように、スーパー表示がなされているものがありますよね。実は既製品のタグにもよく見てみると表示されているものも。
これが糸の細さを表しており、つまり光沢を表しているんです。この数字が大きければ大きいほど高品質で繊細な糸とされ、その分光沢をもった生地に出来上がります。
かなり上質な「スーパー150」もありますが、そうすると今度は繊細で光りすぎるあまりにビジネスシーンには不向きになってしまうことも。
TPOに合わせた光沢は?
ざっくりと光沢あるスーツについて知ったところで、「じゃあどういう場合にどれくらいの光沢のスーツを着れば良いの?」という疑問が生じますよね。
一般的には「スーパー80」から「スーパー100」くらいがビジネス向けとされています。光沢のあるスーツの方が好き、という方でも「スーパー120」くらいにとどめておくのがベターでしょう。

中には「スーパー150」なんて高級なものもありますが、これはビジネスというよりパーティーに着ていくのがちょうど良いそう。確かにあまりにもぴかぴかしたスーツを着ている人が会社にいたら、ドレスコードみたいで少しびっくりしてしまいますよね(笑)。
いかがでしたか? 誰もが一度は憧れる光沢あるラグジュアリーなスーツ。ぜひ一度は挑戦して頂きたいですが、時と場所を選んでしっかりおしゃれに着こなしてくださいね。
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