秋口から冬まで意外に長く着られるんです
これから残暑を乗り越え、そして初秋に入ってゆきます。次第に過ごしやすい気候にはなっていきますが、ファッション的には悩みのシーズン。そう、帯に短し襷に長しな、ハンパなシーズンです。半袖だと寒いけど、ロンTだとなんだか締まらない。とは言え、スウェットやニットはまだ早い。そんなこんなで、コーデがどっちつかずになってしまうんですよね。そんな時、お役立ちなのがシャツアウターです。
ここ最近、ハンパなシーズンのお助けアイテムとして人気を確立したシャツアウター。いわゆる、シャツ地を使ったアウターのことですが、「それならシャツを着ればいいじゃない」と思う方も多いでしょう。でも、シャツをオシャレに着るには着丈や身幅の微妙なシルエットバランスが重要。それが、アウターとしてデザインされていれば、比較的シルエットにバッファが生まれます。
つまりは、サッと軽く羽織れてサマになりやすいってコト。さらに、アウター顔とは言えあくまでシャツ生地なので、冬にはヘビーアウターのインナーとしても着られちゃいます。着る期間が短いからと秋アウターを敬遠する人もいますが、シャツアウターならコスパ的にも満足できるかと。
BAGUTTA バグッタ
クリーンで上品、大人のシャツジャケの理想形
Tシャツ1万7600円/スリードッツ(スリードッツ 青山店)、パンツ2万4200円、ローファー3万1900円/エストネーション /ともにエストネーション、メガネ3万2670円/オリバーピープルズ(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)、ベルト1万7600円/アンダーソンズ(フローエンス トーキョー)
ご存知イタリア発のシャツブランド。昨年春夏からはラルディーニなどに携わってきたピエトロ・ディ・マテオ氏をディレクターに迎え、モダンな提案も行なっています。こちらのカバーオールも、まさしく。生地はコットン混のコーデュロイで、ストレッチ性を備えています。軽やかな風合いで、ラフに腕まくりなんて着方も楽しめます。
ゆったり流行りの昨今ですが、コチラは余白があり過ぎない適度なリラックスフィット。タック入りのスラックスと合わせれば、あくまで大人な休日コーデに仕上がります。
RAXA ラシャ
今狙うなら、こんなリラックスフィットでしょう
Tシャツ9900円/ラグ & ボーン(ラグ & ボーン 表参道店)
ゆったりとしたオーバーサイズが、イマドキなコチラ。ドレーピーなツイル生地はシャツ並みの軽やかさを楽しませますが、とはいえボタンはスナップボタンで大型のポケットはフラップ付きと、顔つきはジャケット然と。ワイドテーパードな共生地のパンツとセットアップすれば、心地良い秋シーズンにぴったりな上品リラックススタイルに。
フロントに加え、袖先にもスナップボタンが。折りたたむように留めることでドレープが生まれ、シャツ並みの軽やかな生地感を強調します。
ASPESI アスペジ
オフィサージャケットの面影を残すシャツ仕立て
大人が着る上質M-65タイプジャケットに定評のあるココらしい1着。素材はコットンで適度なハリがあり、さらにフラップ付きの4つポケットやスナップボタンが武骨さをアピールします。とはいえ、袖先を見ればわかる通り、あくまでシャツジャケット仕立て。いざ羽織ると、着心地は軽やかです。
MONCAO モンサオ
クラシックとモダンの絶妙バランスが大人に好都合
メゾン出身のデザイナーが手がけるブランドとあって、クラシックなストライプ柄もどこかモダン。マットブラック仕上げのスナップボタンも、その印象をあと押しします。スタンドカラーにアクションプリーツとスポーティなデザインのブルゾンですが、生地感は軽くサラリと羽織れます。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
【問い合わせ】
トレメッツォ 03-5464-1158
シップス 銀座店 03-3564-5547
トヨダトレーディング プレスルーム 03-5350-5567
エストネーション 0120-503-971
スリードッツ 青山店 03-6805-1704
フローエンス トーキョー
ラグ & ボーン 表参道店 03-6805-1630
ルックスオティカジャパン カスタマーサービス 0120-990-307