スニーカーなのに大人の格を上げる絶妙な塩梅が最高なんです!
第12回はセルジオ ロッシのグレースニーカーです。
まだまだ続くスニーカー人気! ダッドスニーカーやテック系、メゾンのインパクト大な一足など、スニーカーのバリエーションも年々拡大しつつあります。特に近年ではリラックスムードが高まっている傾向からコンフォートなアイテムに注目が集まっていますよね。そんなスニーカーブームの中で、大人が履きこなすとなると、“格が損なわれないか”は重要なポイント。さらにわがままを言うなら長く愛せる一足が嬉しい……。そんな願いを叶えてくれるのが、「セルジオ ロッシ」のグレースニーカーなんです!
2019年に復活を果たしたメンズコレクション。ご紹介するスリッポンタイプの一足は、リリース当初から大人気を博す「sr1 Addict」シリーズの新作です。ヌバックレザーのアッパーに、ヒール部分はカーフレザーで切り替え。ボリューミーなソールはヌバックよりやや濃いグレーで構築するなど、素材や色の濃淡で織りなす立体的なデザインが見どころ。デニムやショーツのカジュアルウェアは上品に格上げし、ドレススタイルは適度にカジュアルダウンしてくれる、絶妙なバランスが最大の魅力。しかも着脱が容易でありながらフィット感は抜群かつ、5mmのマイクログレインラバーソールを配しクッション性を向上するといった、快適な機能性も兼ね備えています。
爽やかな白スニやクールな黒スニは、履きこなしやすい一方でカジュアルすぎたり重すぎたりする一面も。もちろん装い次第でそれもありなんですが、どんなコーデも上品に彩る汎用性を求めるなら、グレーは万能そのもの。しかもそれが老舗シューメゾンの一足となれば、安心感も得られますし。大人のラグジュアリーを演出するスニーカースタイルに、これほどぴったりなものは中々出会えないかも。
ヒール部分にあしらったカーフレザーには、パンチングでブランドロゴをあしらい、旬なアクセントに。前から見ても後ろから見ても洒落感を演出してくれるというわけ。
ブランドアイコンのメタルプレートが艶感を後押し。レディースのローファーからインスパイアされたディテールだけあって、女性からの好印象も得られるはず。
ベーシックなルックスのローテクは、上質なカーフレザーを採用。レザーシューズのようなシャイニーな光沢が、スニーカーでありながら都会的なエレガンスを楽しませます。ドレッシーなスタイルとも好相性なのも頷けるかと。
爽やかさをアピールする白スニ。しかし本作はシューレースとソールをグレーに切り替え、カジュアルすぎないシックなルックスに。スエードのマットな質感も大人のラグジュアリー演出に一役買っています。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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