多少の雨なら傘いらずなハット! アウトドアでも役立ちます
さてさて、第6回目は「トゥルースペック(TRU-SPEC)」のブーニーハット(野戦用作業帽)です。
最近の日本は亜熱帯化が進んでいて、今夏も雨季かと思うような長雨、西日本では災害級の大雨に悩まされています。
それとスコールのような突然の豪雨。昔から「夕立」なんていう情緒のある言葉も使われてきましたが、夏の風物詩とは言い難いような にわか雨に襲われることも多くなりました。
そんな突発の雨の際に役立つのが、このブーニーハット!
トゥルースペックのものは、コーデュラナイロンを使用したコットン混紡のリップストップ生地なので防水機能が高く、耐久性・耐摩耗にも優れています。
大きめのツバは雨避けに長けるので、多少の雨なら傘は差さず、これだけかぶって出掛けるなんてことも しばしば。"笠"的な使い方ですね。
左右に2カ所ずつ、金属メッシュ素材のハトメを採用してあって通気性を確保しているので蒸れにくいのも嬉しいんです。
そして何より ありがたいのは、その価格!
トゥルースペックを手掛けるアトランコ社は、1952年の創業以来、軍隊や法執行機関用など、過酷な環境での使用に耐えうるように設計されたユニフォームや用品を供給するメーカーなんですが、ミルスペック(アメリカ軍が使用する物資の基準値に達しているもの)に準じ、かなり信頼度の高い製品を作っているのに、どれも かなりお手頃。
っていうか安すぎる! このブーニーハットだって、2500円くらいです。
黒やオリーブドラブ、もちろん迷彩なんかも展開していて、タウンユースでは圧倒的に黒が人気のようですが、個人的な好みはコヨーテカラーのカーキ。
チノやスエードシューズとの相性も良く、かぶっては洗ってを繰り返すうちに毛羽立って色褪せてくる雰囲気もカッコいいので、最も頻繁に使っています。
シンプルなデザインなので僕はタウンユースしてますが、いまや一大ブームになったキャンプ、登山や海などアウトドアシーンでの使用にも向いていると思いますので、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょう。
ビニ傘5本分以上の活躍はしてくれると思います。
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka