「堰を切る」「箍が外れる」… なんとも耳が痛い言葉です
さて、229回目もエルメス。今回も、リネンのハーフスリーブ(半袖)シャツです。
半袖のシャツって、幼稚園とか小学校とかエエとこの制服っぽくて あまり着なかったけど、昨今の夏があまりに暑過ぎるから解禁したって話は前回しましたが……
"堰を切る"とは よく言ったもので、気づいたら半袖のシャツが一気に増えてしまいました。
このリネンシャツも そんな一枚。
何度も説明していますが、リネンって余分な熱をためないから涼しくて、吸水率も高くて通気性にも優れているため汗をかいて濡れてもすぐに乾いてくれます。
そして、エルメスのリネンはキメが細かいから、ほぼゴワゴワ感を感じず、リネンなのを忘れてしまうくらいスムーズな肌触り!
一度袖を通したら病みつきになってしまって、気がついたらお買い足ししておりました。
こちらも裾がスクエアカットでスリット入りだったので、タックアウトで着るのに申し分ナシ!
今回のもゆったり羽織れるように 1サイズ大きめを選んでいます。
前回のシャツは胸ポケットに切り替えがあって「よく見たらH」な作りでしたが、今回のものは両玉縁のポケットで、エルメスらしく柔らかいシープスキンのフラップが付いてます。
最初見たとき、"頻繁に洗うシャツにレザーのパーツとか 難しいでしょ……、クリーニングでも嫌がられるだろうし" なんて思ったんですが、このフラップったら縫い付けられておらず、取り外しができる。
これなら洗うときに外せるので 問題ナシ。しかし、ホント細かいところに手をかけていて感心します。
さすがは エルメス。そこにシビれる! あこがれるゥ!
というわけで今回も、編み物王子ばりの清水ダイブをかましてしまいました。
1枚〜、2枚〜ときたら、お得意の番長皿屋敷・お菊さんよろしく、もう少し数えたくなりますが、その話はまた別の機会に。
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka