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プラダやヒューゴ・ボスのマーケティングなどを担当。長年NYの第一線で活躍してきた首藤眞一氏が教える「ビジネス現場で身につけた紳士の身だしなみ」。

あなたのパナマハットは、顔の形に合っていますか?

いよいよ夏本番が到来。強い陽射しから頭を守りつつ、見た目も涼しげなパナマ帽は夏のおしゃれにうってつけのアイテムです。

パナマ帽とは、熱帯地方に生息するパナマ草を素材にして作られた帽子のこと。パナマという地名がついていますが、実はエクアドル生まれなんだとか。帽子のクラウンと呼ばれる山の部分が高くて天井が小さいもの、クラウンが低くて丸みを帯びているもの、つばが広いものや狭いものなど、さまざまな形状のものがあります。

ですがこのパナマ帽、かぶりこなすのが難しい帽子でもあります。かぶっても似合わない、しっくりこないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。実はそれは、自分の顔の形にあった帽子を選んでいないからかもしれません。

面長、丸顔、四角顔。似合うパナマ帽はそれぞれ違う!


©︎gettyimages

顔のタイプはほっそりとした面長、ぽっちゃりとした丸顔、そして骨格がしっかりした四角い顔の大きく3つに分けられますが、それぞれ似合う形のパナマ帽は異なります。まずは、自分がどのタイプの顔の形に当てはまるのかを考えてみましょう。

①面長タイプ

顔の幅が狭く面長で、あごのラインがシャープな人は、クラウン(帽子の山の部分)が高く、天井が小さいパナマ帽がオススメです。また、頭に乗っけるような浅いかぶり方ではなく、深めにかぶったほうがベター。そうすることで面長さが軽減され、より小顔に見える効果があります。

また、面長タイプの人は狭いつばのパナマ帽よりも、標準サイズ(5~6cm)以上のつばのものを選びましょう。小顔効果がさらにアップしますよ。

②丸顔タイプ

ぽっちゃり丸顔タイプの人は、クラウンが山形の丸みを帯びたものが似合います。クラウンが高く長いものや長方形のような四角いものだと、余計に顔の丸さが強調されてしまい逆効果。丸い顔にはあえて丸い形状を合わせ、丸さを強調することで帽子も似合うのです。

③四角顔タイプ

最後は四角顔タイプの人。このタイプの顔の人は、クラウンが低めで天井が大きく、横長の長方形に見えるパナマ帽が似合います。四角い帽子を合わせることで、四角い顔の印象が薄れてバランスよく見えるのです。

パナマ帽選びのコツは、顔の特徴を隠さないこと

自分の顔に似合う帽子を選ぶコツは、帽子とフェイスラインのバランスをよくすること、そして顔の特徴をあえて強調することです。

顔が大きめの人は大きい帽子だともっと大きく見えるからと言って小さめの帽子を選びたがりますが、実はそれはNG。逆により大きな帽子をかぶれば、顔は小さく見えるのです。

丸顔や四角い顔の人も同様で、自分の顔の特徴を強調しないシルエットの帽子をかぶると逆効果になります。帽子が似合わないと思っているあなたも、自分の顔の形にあったパナマ帽をぜひ見つけて、夏のおしゃれを楽しんでくださいね。

Text:Shinichi Shuto



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