日本の夏向きで、出逢うたびに欲しくなります
さて、222回目なんていうキリのイイ数字でも「エルメス」で、パイロットシャツのようなポロシャツです。
このポロシャツも何度もリピート買いをしているポケT同様に コットンクレープジャージー素材を使用しており、肌触りはサラサラ。
説明しすぎて覚えてしまった方も多いと思いますが……、日本では「綿ちぢみ」とも呼ばれる素材で、緯糸に強撚糸を使うことで表面にシボを出し、肌に触れる部分を少なくしているため、湿気の多い日本でも涼しく爽やかで最&高に快適なんです。
あまりに気に入りすぎて、この素材を使ってるTシャツやポロシャツを清水ダイブしまくっているんですが、まさかこんなタイプのポロがあるなんてと即決しました。
ポケTのときのように赤っぽい色を買い足せば、トリコロールになるじゃんなんてアホなことを考えましたが、今回はブレーキ。
その代わりに、サファリ感というか、デザート戦で着るようなサンドベージュのポロをピックアップしてみました。
このポロシャツのポイントは、両胸にフラップ付きでマチがあるポケットが付くことによって、まるでパイロットのように見えること。
白とかだとコスプレチックになりそうですが、こんなカラーリングなんで ほど良く中和されていて取り入れやすい。
そして、ちょうどチクビにあたる位置に生地が重なるので、一枚で着たとしてもポッチが目立ってしまうこともありません。
これも何度も記載していますが、最近はポロでも下にインナーやTシャツを着ているので、まだ一枚で外出したことはありませんが、この夏はトライしてみようかな。
こちらもロゴは一切なく、パっと見ではドコのブランドか分からないし、サイズ感やカッティングは前述のポロと同じで美しい。
唯一エルメスであるのが分かるカモなのが、肩のディテールくらいで。
こちらにも、切り替え部分にはステッチで表現した「H」があるんですが、この記事を読んでくださってる方が よほど近くで見た場合くらいでしか気づかないんじゃないでしょうか(笑)。
まさに 「よく見たら H」。
前回紹介したポロシャツと異なるのは、第1ボタンと第2ボタンの距離が一緒なところ。第1ボタンを外すと、通常のポロシャツよりは多少襟が開きますが、だらしなくは見えません。
シャツ感覚で着ていて、全締めか、2つくらい開けているのですが、気になったこともなく、こんな僕でも品良く見せてくれています。ありがとう!
編集長干場曰く、「パイロットスタイルは確実に男性を精悍に見せる」そうなので、無地のナロータイでも合わせてみようかと画策していますが、変に遊び心が働いてしまって同色共地のタイが欲しくなってる……。トム ブラウンみたいに。
でも、エルメスレベルのコットンクレープジャージー素材を使ったタイ、しかもこんなカラーリングなんて絶対に見つかりませんよね。
思い切って一着バラして作るか! いや そんな贅沢の方が無理だな……。
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka