時には大胆になって、ワイルドに女性をリードしてみて
★★★
ようこそ お越しくださいました
ここは繁華街にひっそりと佇む
『純喫茶ぺぺ』
昭和レトロでどこか懐かしさを感じる
恋に迷える大人達のユートピア
ここは純喫茶の雰囲気を大切にしており
一風変わった店主が
お客様をイメージした珈琲カップの代わりに
お悩みにぴったりの「恋のナンバー」を
硬派にお出ししております
刺さりすぎて気絶なさらないよう
お気をつけくださいませ
どうぞ 最後までおくつろぎの上
ゆるりとおたのしみください
純喫茶 ぺぺ
★★★
本日のお客様は、
結婚相談所に通いはじめて1年。少々婚活に疲れてきました。
最近デートしていた女性には、「貴方はお洒落じゃないし、優しいだけ。つまらない。同時進行で他の男と品定めするのは当たり前」と言われてフラれました。
都合の良い人止まりの僕です。何かモテるアドバイスをください。
──デヴィ不死身 IT関係(35)
デヴィ不死身さん、ご来店有り難うございます。
婚活女子に辛辣な言葉を浴びせられたようですが、心は大丈夫でしょうか。割と心配しております。
そんな心無い言葉を放つ女性とは、早くお別れになって良かったと思います。
まずは婚活疲れを癒して頂き、不死鳥の様に舞い戻って頂きたいです。
さて今回、「貴方はお洒落じゃない」という言葉がありましたが、婚活でうまくいかない理由の上位に、「服装・外見」という項目が上位にくるので驚きでした。
確かに、装いに趣味嗜好が現れたりするかもしれませんが、個人的には結婚相手にとって「服装」が大事な要素だとは思いません。
社会人として、最低限の「清潔感」や「TPOに合わせた装い」は必要だと思うのですが、初対面であれこれ判断されるのは何だか悲しいですよね。
個人的には、自分の魅力に気づいてない飾らない系メンズをプロデュースすることが好物です(気絶)。
そもそも婚活って、勝負服でスタートしますけど、それこそ服装で相手を判断していると、中身なんてさっぱり見えて来ないと思うのです。
ここからは私の妄想ですが、婚活パーティー参加の際は、「全員同じジャージ」、または「同じスーツ」で参加みたいなのはどうでしょうか。昭和のバラエティ感が出てしまいますが(気絶)
そうすれば、外見や服装の差がなくて、まず「人間そのもの」を見れたり、「ルールの中での光る個性」が発見できるのではないでしょうか。
すいません、好き勝手申し上げてしまいました。
次に、「優しいだけで、つまらない」ということですが、この意見は「結婚相手」ではなく、「恋愛相手」を探しに来ている女性の考えだと思います。
何故なら、「結婚は安定」で「恋愛は不安定」を愉しむものだからです。
一方通行に相手を美化して都合良く遊ぶ「恋」と、相手と心の交換をする「愛」。
恋愛というのは、「恋」と「愛」の間を揺れ動くもの。
恋愛中というのは、メール1通のやりとりで一喜一憂したり、デートの後の反応に悩んでみたり。
安定と不安定の間を行ったり来たりして、喜怒哀楽を楽しむ時間なのだと思います。
恋愛したい盛りの女性からすると、貴方の様に穏やかで安定したタイプの人は少々刺激が足りないのかもしれません。
ですが、結婚相手としては、とても安心できるタイプなのだと思うのです。
恋愛の蜜期には「恋人」として、ちょっとリード出来る男性の方が圧倒的にモテます。
結婚後の安心感はバッチリという事で、恋愛中に少し刺激をプラスして、相手をメロメロにしちゃいましょう。
ここは一つ騙されたと思って、女性に合わせるだけの人生ではなく、時には強引くらいに女性をリードしてみてください。
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【お答え】
恋愛蜜期には、少しワイルドに、時に強引に。
もう少し大胆になってみませんか?
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今回ご紹介するナンバーは、昭和の歌姫 中森明菜さんの「BLONDE」。
パワーオブウーマンの時代の風を感じる昨今ですが、女性が強くなり過ぎると、甘えられる男性がいなくなる問題は起きるのでは?というのが私の考えです。
どんなに強がりな女でも、最終的には誰かに守られたいと思うのが、女心ではないでしょうか。
是非、少しの強引さを持ち合わせて、次の出会いに備えてください。
“私より強い 男を捜してた
その低い声に
髪を引きずられ 夜へ
乱れたい
Blondy Tonight
女は誰も
劇しく愛されたい”
「BLONDE」
歌:中森明菜. 作詞:BIDDU. 作曲:BIDDU
参照:『J-lylics.net』
お客様、選曲はお口に合いましたでしょうか?
またのご来店、心よりお待ち申し上げております。
純喫茶 ぺぺ
Photos:Yuta Takamatsu, Shuhei Kato
Text:RIKAPEPE(ペペ)
Illustration:Eri Sakai