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FASHION 干場の「エコラグ」

【+CLOTHETのモックネックTシャツ】干場が惚れ直したモックネックの魅力とは?

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

日常のちょっとしたアクセントに

モックネックのTシャツを初めて着たのは18歳のとき。渋谷にあるセレクトショップでアメリカ製のそれを見つけて、即買いしました。当時は、西海岸風のスケータースタイルがマイブーム。少し大きめサイズのモックネックTに、わたりが太くて裾は細いゆるめのパンツと、ハイカットシューズをよく合わせていた思い出があります。

カッコ良い友人たちの間では、そんなスケーターっぽい服装に、トップを短めにして、襟足を伸ばした「ダックテールへア(別名ウルフヘア)」と呼ばれる髪型にするのが流行っていて……。いま考えるとかなり斬新ですよね(笑)。

最近、当時の気分がいまと少し重なる部分があるような気がして、またモックネックTが着たくなったんです。でも探してみると気に入るものが、なかなかないんですよね。いつも言っているとおり、白Tのような消耗品は、ガンガン着たいので、値が張るものは射程圏外。そうすると、やっぱり自分でつくるしかないわけです。

そこで、おなじみの「+CLOTHET(クロスクローゼット)」にお願いして、いつも着ているTシャツをモックネックにアレンジしてもらいました!

生地は僕の大好きな究極の超長綿素材「スビンプラチナム」のスムース。少し大きめを着たいので、ボディをビッグシルエットにしました。+CLOTHETならではの立体的なパターンメイキングで、着心地も至極快適です。

ネック部分で特にこだわったのは、襟の高さ。高過ぎるとタートルネックみたいになってしまい、春夏らしく見えないうえ、クラシックな趣になってしまいます。

そこで、カジュアルに着られるようなバランスを追求して、何度もサンプルをつくり直して調整しました。また、ネックの開き具合も、首にピッタリと張り付かないのがポイント。首元が少し見えるぐらい、余裕があったほうが、抜け感が出ると思ったんですよね。

着こなしは、僕も大人になったので、さすがに昔のまんまというのは無理(笑)。それに+CLOTHETのスビンプラチナムは高級感があるので、ストリートの気分を味わいつつも、上品にまとめたほうが良いでしょう。

例えば、きれいめのカーゴパンツにサンダルといった組み合わせや、白ショーツにスリッポンスニーカーといった、スポーティだけれどエレガントな感じのするコーディネイトなどはどうでしょうか?

いまあらためて見ると、モックネックTって、やっぱり新鮮。夏になって薄着になると、どうしても着こなしがワンパターンになりがちですが、こういうTシャツを一枚用意しておけば、日常のちょっとしたアクセントになると思いますよ。


各8800円/+CLOTHET

【問い合わせ】
+CLOTHET
MINIMAL WORDROBE

Photo:Ikuo Kubota(OWL)
Text:Toshiaki Ishii



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