実は、話し方より、聞き方が重要だった！
コミュニケーション講師の藤田尚弓です。
女性にモテる秘訣は、聞き上手になることが近道。──とはよく聞くものの「熱心に話を聞いているのに、ひとつもモテるようにならない」とひそかにお嘆きの貴兄も多いでしょう。
話をしっかり聞いてくれる男性は、女性からいい人認定されておしまいということもしばしば。好感度が高いからといって、モテるとは限らないのだから難しいですよね。
実は、モテるためには相手の性格に合わせた聞き方があるのです。心理学で『ビッグファイブ』と呼ばれている、性格特性の５つの因子を参考にしながら、モテる聞き方の傾向と対策を立てるのが得策です。
そう、モテたい相手に合わせて聞き方を変えるのが、モテる男への近道。ベンチマークしたい、聞き上手な有名人も併せてご紹介します。
【外交的な彼女】にモテたいなら、大げさな相づちがポイントに！
外交的な人の性格は、エネルギッシュ、話し好き、活動的、社交的、上昇志向が強い、といった特徴があります。
気になる彼女が外交的な性格ならば、大きめなリアクションで話を聞くのがポイントに。彼女は注目されるのが好きなタイプ。「すごいね」「さすがだね」といった相づちで、話を聞いてみましょう。
旅行好きが多い傾向もあるので、会話が止まったときは「次に行きたい場所」「行ってよかった場所・好きな場所」を聞いてみるのもおすすめです。
ベンチマークしたい有名人は、アナウンサーの安住紳一郎さん。「へえー」という相づちですら、驚きや尊敬を込めているところを真似しましょう。
【ナイーブな彼女】には、肯定の言葉で安心感を！
ナイーブな人の性格は、心配性、イライラしやすい、落ち込みやすい、といった特徴があります。
気になる彼女がナイーブな性格だなと思ったら、肯定の相づちを多めに使って話を聞くのがよいでしょう。「大変だったね」「頑張ったね」という相づちで、心がぽかぽかするような安心感を与えると、ぐっと距離が縮まります。
会話に詰まったら「それにしても、今日は会えてうれしいな」などとつぶやいてみましょう。
ベンチマークしたい有名人は、俳優の石田純一さん。やさしい声のトーン、ゆっくりめのスピードで話すことを参考にしてみましょう。
【オープンな彼女】にモテたいなら、笑いを交えることを心がけて！
オープンな人の性格は、独創的、想像力がある、好奇心が強い、遊びゴコロがある、天然キャラ、という特徴があります。
そんな彼女に対しては、おもしろがるリアクションがカギに。ちょっとズレた話でも驚かずに「それは爆笑だね」「面白いこと思いつくね」といった言葉を挟みつつ、笑いながら話を聞きましょう。
クリエイティブな人が多い傾向にあるので、会話が止まったらアートやカルチャーの話題を振ってみるのもおすすめです。
ベンチマークしたい有名人は、明石家さんまさん。ちょっとした話でも、大きく笑って楽しい雰囲気を作ってしまいましょう。
【誠実な彼女】には、丁寧な対応が基本。目標についての質問も吉
誠実な人の性格は、自分のコントロールができる、コツコツ頑張る、責任感がある、マジメという特徴があります。
そんな彼女には、とにかく丁寧さをもって話を聞くのが一番です。「勉強になるな」「僕にはできないな」などの謙虚な相づちも好印象。ただし、丁寧な聞き方は単なるいい人にカテゴライズされる可能性もあるので注意が必要です。
目標達成に興味があるタイプが多いので、会話に詰まったら「これからの目標」「いま目指していること」について質問してみるのもよいでしょう。
ベンチマークしたい有名人は、俳優の谷原章介さん。真面目でジェントルなトーンでありながら、明るい気持ちになる話し方を真似してみましょう。
【やさしい彼女】にモテたいなら、共感することがポイントに！
やさしい人の性格は、親切、協力的、他者への配慮がある、仲間を大切にする、といった特徴があります。
気になる彼女がやさしい性格だなと思ったら、共感する相づちが効果的。「気持ち分かるな」「確かにそれは困ったね」と、彼女の気持ちに寄り添うことが大事です。
周囲との関わりへの関心が強い傾向があるので、会話に詰まったら、家族やペットの話を振ってみましょう。
ベンチマークしたい有名人は、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさん。結果だけでなく、それ以前の背景やプロセスも認める細やかさを真似しましょう。
相手によって聞き方を変える、その気遣いこそがモテる男の条件
ハーバード大学の研究によると、人は自分の話を聞いてもらっているときに、脳の特定領域が活性化。その活性化する領域というのが、セックスしたときや麻薬を摂取したときに活性化する部分と同じなのだとか･･････。
相手に気持ちよくなってもらう、離れられなくなってもらう、ということと「モテること」には共通する何かがありそうです。面倒くさがらずに、相手によって聞き方を変えてみる。モテに限らず、コミュニケーションの一つの手段として、試す価値はあると思いますが、いかがでしょうか。
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