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【ダイソー洗車グッズ】合計550円で激泡洗車! クルマ好きに勧めたいコスパ最強グッズ。

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安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

クルマ好きにとって、洗車はなんとも心が落ち着く時間だ。梅雨の晴れ間をぬって、洗車を楽しみたい、と思う方も多いのでは? そんな洗車好きならば、やはり「泡洗車」にこだわりたいところ。プロのように大量の泡でやさしく愛車を包んで、撫でるように汚れを取り除く。だが、泡洗車を自宅ガレージでやるのは難しい……。

と思っていたら、なんとYouTubeで、泡洗車をされている方を見つけた!! しかも100円ショップのグッズを使って泡洗車をする、とのこと。これは!!! ということで、その動画に敬意を表しつつ、筆者も自腹でやってみた。その様子をお伝えしていこう。

 

■ダイソーで激泡噴霧ツールを作る!!

まずは、激泡を噴霧するグッズを作成する。用意するのは、ダイソーで販売されている、園芸用噴霧器(330円)、そして不織布(110円のレンジフードで代用)のふたつ。この園芸用噴霧器は、上部に付いたハンドルで20~30回ほどピストン運動をすることで、タンクに内圧がかかり、内部の液体を吹き出す装置だ。このままだと「劇泡」にはならないため、改造を加える必要がある。

Yahoo! 配信用パラグラフ分割

ダイソーの園芸用噴霧器は330円。今回のキーアイテムだ。

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不織布は110円のレンジフードで代用。こんなには要らないので、残りはレンジフードへ利用しよう。

改造するのは、1.空気を含んだ液剤をノズルに送る部分、2.液剤を細かく攪拌するフィルター、の2個所。

まず、ひとつめ。ふたを開けた噴霧器のホースの上部に、1ミリ程度の空気穴をあけておく。キリや千枚通しがあればよかったが、筆者はボールペンで代用した。「ぐい」と押しこめばホースには簡単に穴が開くが、やり過ぎるとホースがちぎれる可能性もあるので、力加減は要注意だ。この改造によって、ホースから吸い込んだ液剤と、この穴から入った空気が混ざり、噴霧ノズルへと液剤を送ることができる。

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上部を取り外す。

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ホースの上部に、1ミリ程度の空気穴をあけておく。液剤と一緒に、ここから空気が取り込まれる。

そして次に、外したノズル部分の中に、切り取った不織布を丸めて詰め込む。ギュウギュウに詰め込むと液剤が通過しにくくなるため、不織布は軽く詰め込む程度の分量で充分だ。不織布には細かい穴が開いており、その部分を液剤と空気が通過することで攪拌され、細かな泡を作り出すことができるのだ。

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詰め込んだ不織布の大きさは、4センチ×6センチ程度。

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これで準備は完了。噴霧器のなかに洗剤をいれていく。洗剤は、ボディ洗浄用のカーシャンプーでもよかったが、今回は、よりコストを抑えるために、食器用洗剤を用いた。ただし、必ず中性タイプであることを確認すること。アルカリ性分の食器洗剤は、タイヤのゴム成分と相性が悪く、侵食する可能性があるためだ。

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食器洗剤の分量は30㎖程度で十分。先ほどホースに空けた空気穴が、水面よりも上に来る程度まで、水を入れて希釈する。筆者はおおよそ容器の1100㎖まで薄めた(約30倍に希釈)。この辺りは、泡の様子を見ながら、微調整していくとよいだろう。

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あとは、ハンドルを握ってポンピングを行う。30回程度行うと手ごたえが出てくるので、この辺りで泡の出方を確認しながら、セッティングをしていった。

 

■見事な激泡が!!

あえて撮影日まで洗わずにおいた筆者のクルマ。特に、ブレーキダストで見事に汚れたホワイトホイールは、もう見るに堪えない。まずは水で表面の汚れをさっと洗い落とし、続いてお手製噴霧器で泡を吹き出すと、白いフワフワの泡がたくさん出てくる!!

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しかも、泡は垂れる感じではなく、付着したまま残るようなちょうどよい濃度!! 同じくダイソーで入手してきたグローブ型ウエス(100円)を使うと、ホイールの裏側までも洗うことができる。これも素晴らしいアイテムだ。

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吹き出しの圧が弱く感じたら、その都度ピストンして内圧を上げて使用する。しかし、ここまで見事な泡ができるとは、想像していなかった。改めて、動画の作成者に敬意を表したい。

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 見違えるようにキレイになったホイール。

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ボディ全体にも施工する。泡は垂れる感じではなく、付着したまま残るようなちょうどよい濃度。

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あとは通常通りの洗車をして、拭きあげて終了となる。

この手作り激泡噴霧器、ものすごく完成度が高いと思う。初期コストが圧倒的に安いこと、何度でも使用できること、液剤は食器用洗剤(中性タイプ)で良いこと、などメリットが多い。しかも持ち運びができる。

泡の出方や濃度などは、希釈の度合いやポンピング次第で、いかようにもチューニングができる。市販の泡噴霧器だとこうはいかないだろう。みなさんもぜひやってみてほしい。

Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:MMM Production
Edit:Takashi Ogiyama

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吉川賢一ポートレート吉川賢一(自動車ジャーナリスト)1979年生まれ。元自動車メーカーの開発エンジニアの経歴を持つ。カーライフの楽しさを広げる発信を心掛けています。

 

 



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