「母親化」に要注意!追われる女になりましょう
★★★
ようこそ お越しくださいました
ここは繁華街にひっそりと佇む
『純喫茶ぺぺ』
昭和レトロでどこか懐かしさを感じる
恋に迷える大人達のユートピア
ここは純喫茶の雰囲気を大切にしており
一風変わった店主が
お客様をイメージした珈琲カップの代わりに
お悩みにぴったりの「恋のナンバー」を
硬派にお出ししております
刺さりすぎて気絶なさらないよう
お気をつけくださいませ
どうぞ 最後までおくつろぎの上
ゆるりとおたのしみください
純喫茶 ぺぺ
★★★
本日のお客様は、
旅先で知り合った年下男性と、4年ほど交際&同棲し、最近別れました。
結果から申し上げると、彼が私の家に転がり込んで来てヒモ状態になり、最初は家賃も折半でしたが、最後は支払いもせず私が養う形に。
今は別れてホッとしておりますが、まだ彼の荷物が家に残っています。
励ましの言葉を頂けますと幸いです。
──不幸中のWiFi 医療関係(35)
不幸中のWiFiさん、ご来店有り難うございます。
これは、不幸中の幸いと申し上げれば良いのでしょうか(気絶)。
4年間、割と長めの月日をご苦労なさいましたが、別れられて逆にラッキーだったのかもしれません。
我々には時間が限られておりますので、一日でも早く、彼の荷物を整理なさって、次の出逢いに備えましょう。
【母親を求める男性】
さて、今回はヒモ男を製造してしまったということですが、同棲に関して一番気をつけなければいけないのが、「母親化」です。
同棲をすると、彼女に「母親の役割」を求めてしまう男性も多く、自分の安らげる場所が無くなったという女性を多く見かけます。
これ、何パターンかタイプがあるのですが、いずれにせよ、母親代わりになってしまうと、
男にとっては 攻略したゲームの如く、異性としての興味も失せてしまい、結婚から逆に遠のく場合があるのです(集団気絶)。
以下、いくつかの事例をご紹介します。
タイプ1:世話焼き母ちゃんタイプ
母性愛が強めで、可愛さ余って甲斐甲斐しく何でも世話してしまうタイプ。
こちらが良かれとやるお世話は、案外値打ちをわかって貰えないうえ、無駄な体力を消耗。
「あれ? 私結婚してないけど、息子いたっけ。何で私ばっかり疲れてるの?」
という錯覚に陥いるので要注意です(逆気絶)。
タイプ2:自己肯定感低めタイプ
このパターンは、自己肯定感が低めで、その不安から何かしてしまうタイプ。
男に捨てられるんじゃないか? 嫌われるんじゃないか? という被害妄想が常に止まらないので、
相手に尽くすことで自分の価値を高めようとしてしまうのです。
相手に好かれる為に、我が身を削ってまで尽くしすぎてしまうので、気をつけてください。
タイプ3:家庭的な女を目指すタイプ
最後に、男性は家庭的な女性に出逢ったら結婚すると思い込んでいるタイプ。
プロポーズされるために、いきなりSNSに手料理ばかり載せがちなやつです(気絶)。
尽くすが故に、男性は「彼女は俺に惚れてる」と安心して手抜きになり、女性にとっては物足りなくなります。
そして、「私のこと好き?」という質問のゴングが鳴ると共に、不毛な喧嘩が始まり自爆。
結婚が遠のく可能性もあるので、お気をつけください。
【追われる女になるには】
同棲中に母親代わりにならずに、愛される女になるには、ちょっと視点を変えなければいけません。
男性というのは、基本、「惚れた女性の喜ぶ顔が見たい生き物」。
だからこそ、「彼女の笑顔が見たい」「彼女を僕が守ってあげたい」というハングリー精神を奪わない様に気をつけることが大事です。
彼に何かお世話してあげたくても、ここはグッと堪えて、振り回されないこと。
その分、彼が居なくても独りでも生きていける風で、自己肯定感を高めたり、自分で自分の機嫌をとる時間に当ててください。
そうすると、「彼に捨てられたくない」「彼に嫌われたくない」「彼に選ばれたい」という追いかける思考が消え、自信を持って追われる女になれるのです。
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【お答え】
脱・同棲中の母ちゃん役!
彼に尽くす時間を自分を磨く時間にシフト
追われる女になりましょう
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今回ご紹介するナンバーは 伝説の歌手 山口百恵さんの「プレイバックPart2」。
宇崎竜童さん・阿木耀子さんご夫婦が手掛けられた、言わずと知れた名曲。
女性は男性の言うことに黙って従うのが美徳とされていた当時の世の中に、一石投じた曲でした。
貴女も男に振り回されない自由な女性として、人生を謳歌しませんか。
“馬鹿にしないでよそっちのせいよ
これは昨夜の私のセリフ
気分次第で抱くだけ抱いて
女はいつも待ってるなんて
坊や いったい何を教わって来たの
私だって 私だって 疲れるわ”
「プレイバック Part2」
歌:山口百恵. 作詞:阿木耀子. 作曲:宇崎竜童
参照:『Uta-Net』
お客様、選曲はお口に合いましたでしょうか?
またのご来店、心よりお待ち申し上げております。
純喫茶 ぺぺ
Photos:Yuta Takamatsu, Shuhei Kato
Text:RIKAPEPE(ペペ)
Illustration:Eri Sakai