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CAR スーパーカー回顧録

【ランボルギーニ ガヤルド】乗り回したい! 「手が届く」スーパーカーの魅力

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皆さんこんにちは。中年B、ノリシゲセイイチ(56)です。

いつものように中古車求めてネット散策していると、ふとガヤルドに目が止まりました。なんともう1000万円を切っているんですね。しかも、制御系が見直されV10エンジンの馬力がちょっと上がって520hpになったモデルでこの価格。お買い得じゃないか! と心がウキウキしちゃいます。

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@gettyimages

ランボルギーニ・ガヤルドのデビューは2003年のジュネーブオートショー。同年に発売が開始され2013年まで10年間も生産・販売されましたので、世の中には約4100台も出回っています。2008年には5.2LのV10エンジンが追加されましたが、同じV10なら5.0Lで十分パフォーマンスを発揮します。

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かつてスーパーカー少年だった中年の目には、ガヤルドは憧れの「スーパーカー」ではなく、リアルな「スーパースポーツカー」という脳内の位置づけ。とはいえ、ガヤルドの名は闘牛の血統から見れば五大ファミリー(Cabrera,Navarra,Vasquena,Vistahermosa,Gallardo)のひとつに輝く正真正銘のランボルギーニ。研究の価値大なのであります。

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個人的に唯一のネックは、ガヤルドのシャシーがアルミで造られていることです。鉄よりも軽く作れるアルミはいまや自動車産業に欠かせぬ素材ですが、衝撃がガツンと加わった時の包容力と申しましょうか、鉄は衝撃をある程度吸収してくれるので、そのフィーリングが個人的に大変好ましいと感じています。でも、ガヤルドならそれも許せる範囲でしょうか。

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さて、そんなガヤルドですが、デザインは伝統的ベルトーネではなくイタルデザインのファブリツィオ・ジウジアーロが担当。厳密にはデザインスケッチをジウジアーロが手掛け、それをルク・ドンカーヴォルケがまとめ上げたという流れです。

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ドンカーヴォルケは1992年にアウディデザインに所属。1998年から傘下のランボルギーニ社のデザイン部長に就任し、ディアブロVT6.0、ムルシエラゴ、そしてガヤルドを手掛けました。

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ガヤルドが秀逸なのはそのパッケージです。前後のオーバーハングを切り詰めホイールベースを比較的長くとり、居住性と安定性を確保。スリーサイズは全長4300×全幅1900×全高1165mmでホイールベースが2560mm。ちなみにカウンタックは全長4140×全幅1890×全高1070mmでホイールベースが2450mmですから、アウディ傘下で誕生した猛牛ファミリーのなかではガヤルドが一番近いディメンションかと思います。

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コンベンショナルな1970年代のスーパーカーとは違い、ガヤルドはESPなど電子デバイスを備えます。eギアにしてもアウディによる信頼性があるとはいえ、初期モデルは既に18年を経過しています。手荒く扱われた車両は買えません。

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ギアをオートのままトルコン式ATの感覚で都内一般道をドライブすると、20分程度でクラッチが過熱し警告灯が点灯します。ムルシエラゴで同様のスタイルで操作するともっと早く警告灯が点灯しますが、長めの信号待ちではギア操作のパドルを引いて、Nレンジを上手に使うのが得策。コレは06モデルを散々乗り回した個人的経験です。

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ガヤルドはeギアと4WDの組み合わせが多いのですが、6MTや2WDも選べます(LP550-2など)。ただし、中古車市場は少数派物件がお高めなので予算と待ち時間が必要となります。案外、オープンのスパイダーの方がコンディションを含め好条件かもしれません。

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ある意味でガヤルドは現実的で身近なスーパーカーです。よって、数字とにらめっこするより実車を直に見て、プロの意見を聞き、実体験で調べることが肝要です。今回はあくまでアウトライン編としますが、今後、状況が許せばランボルギーニのオーソリティに話を直接うかがいに行きたいと思っています。しばしお待ちください。

Text:Seiichi Norishige



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