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【ホンダ】エヌバンはキャンプが楽しくなる軽自動車⁉

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ホンダの軽自動車N-BOXが乗用車部門で独り勝ち状態だといいます。

一般社団法人全国軽自動車協会連合会(全軽自協)発表の統計データ(2020年4月~2021年3月の軽四輪車通称名別新車販売確報)によれば、1位ホンダN-BOXが19万7900台、2位スズキ・スペーシアが14万5319台、3位ダイハツ・タントが12万8218台でトップ3を形成。N-BOXが断トツで2位以下を引き離しています。

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軽自動車の統計データのカテゴリーは、乗用車、ボンネットバン、キャブオーバーバン(N-VAN)、トラックと4つに分類。乗用車を除けば基本的に働くクルマなので、一般的に商用車と呼ばれます。同統計期間におけるN-VANの販売台数は3万2125台でした。コロナ禍で生産台数を落としたものの、2019年度のデータを加味すれば月販約3000台を売り上げる人気車です。

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N-VANは2018年7月にNシリーズに追加された軽商用バンであり、様々な仕事での使い勝手や耐久性、走行性能を高め開発されました。

N-BOXと大きく異なるのはそのボディ構造で、左側面のピラーを廃し荷物の出し入れに配慮。また、ハイルーフを採用するなど利便性を徹底的に追及しています。この特筆すべきキャラクターは多彩な趣味人の大きな戦力となりそうな1台なのです。

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当メディアでもたびたび登場するリセールバリューの鬼=新車転がしの名人である平塚さんは、そんな人気軽自動車のN-BOXとN-VANを同時に2台所有する人物です。

運転するのはもっぱらN-VANが多く、その理由を「MTが楽しいから」といい、4WDと相まって「所有車のなかで最強」と語ります。今回はアウトドアでのポテンシャルを確認すべく、アイリちゃんが待つキャンプ場へ出掛けてみました。

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【ホンダN-VAN +STYLE FUN】
ボディサイズ:全長3395×全幅1475×全高1960(FF 1945)mm
ホイールベース:2520mm
最低地上高:155mm
エンジン:直列3気筒DOHC
最高出力:39kW(53ps)/ 6800rpm
最大トルク:64Nm / 4800rpm
トランスミッション:6速MT
駆動方式:4WD
車両重量:1000kg
最小回転半径:4.7m(FF 4.6m)
燃料タンク容量:25L
タイヤサイズ:フロント145 / 80R12・リア80 / 78N LT
車両本体価格:176万2200円(消費税を含む)

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仮想ライバル車であるN-BOXのボディサイズは全長3395×全幅1475×全高FF 1790 mm / 4WD 1815mm。ですから車内キャパシティはビジネスユーザーを想定したN-BOXに軍配が上がります(ホイールベースは2520mmで同じ)。

ただし、見方によってはデメリットもあります。巧妙なシートアレンジで大容量の荷室空間を確保したN-VANですが、後席はあくまで短時間なら耐えられるレベルであり、大柄な平塚さんは「ケツが痛い」と嘆きます。また、助手席も運転席とは作りが違うので乗用車のN-BOXと比較になりません。

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助手席側にもエアバッグが備わるのですが、厳しい目で見るとN-VANは1名乗車の軽自動車と判断します。ちなみにデビューした2018年当時のNASVA(独立行政法人自動車事故対策機構。略称ナスバ)による自動車アセスメント(JNCAP)は、「衝突安全性能 ★★★★☆ 78.5 / 100点」、「予防安全性能 ASV+++ 119.2 / 126点」、「衝突安全性能 78.5点 / 100点」、「予防安全性能 119.2点 /126.0点」の評価となっています。

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しかし補足すると現在販売中のN-VANは、2021年02月04日に登場した一部改良モデルなので安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全グレードに標準装備します。よって、2018年当時より安全性が向上しているのは確か。また、廉価グレードのGとLグレードにもオートライト&オートハイビームを追加装備し、ますます磨かれパーソナルユースに適した仕様となっているのです。

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平塚さんが所有するモデルは4WDと6速MTの組み合わせ(ターボエンジン搭載モデルは4WDとMTの設定がない)。スペックから判断すると非力な印象ですが、6000rpmオーバーまで軽々とまわる自然吸気エンジンはベテランが涙するほど好フィール。車内に入り込むエキゾーストノートが気分を盛り上げます。シフト操作と相まって、走っていてじつに楽しい。

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電動式のパワーステアリングはやや軽い気もしますが、路面とのコンタクトに不安は感じません。視覚的には心細い印象のあるタイヤは好みの分かれる部分ですが、フットワーク重視ならスポーティな銘柄のタイヤに変更してもいいかなと感じます(ホイールカバーのデザインが可愛いので純正を生かしタイヤだけ交換)。

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コーナーでのロール感もまた好みの分かれる特性ですが、パーソナルユースに狙いを絞るならもう少しロールを押さえるのがいいでしょうか。その方がドライブはより一層ファンな仕上がりになるでしょう(でも固め過ぎると心理的に転がりそう)。この辺りの評価は是非とも動画でご確認ください。

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今回はマニュアルミッション車ということで、AT限定ライセンスのアイリちゃんは残念ながら運転できず助手席に。その分、コンロの炎がいつもより高く舞い上がっていたのは確かです。

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最後にN-VANを購入候補としてお考えの皆さんへランダムに情報をお伝えします。

・マイナーチェンジで「+STYLE FUN」に新色の「フレームレッド」と「サーフブルー」の2色が追加(ともに無償カラー)。
・「誤発進抑制機能」「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」、「車線維持支援システム(LKAS)」、「後方誤発進抑制機能」が備わるのはCVT車であり6MT車には装備されない。
・PM2.5対応高性能集塵フィルターを装備(Gを除く)
・車速連動オートドアロックはCVT車のみ。
・ヒーテッドドアミラーはCVT車のみ。
・充電用USBジャックは急速充電対応タイプが2ヶ所。
・パーソナルユース向けグレード「+STYLE FUN」はLEDルームランプ、フルLEDヘッドランプ(マニュアルレベリング&オートライトコントロール機構付き)が備わる。

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オプションを含め至れり尽くせりという完成度をもつN-VANを、パーソナルカーとして見逃す手はありません。シートを収納すればフルフラットな床面は車中泊にも最適かと思います。気分転換に自然のなかで一杯のコーヒーを入れる時間をもつ。そんなシーンも贅沢に感じられるのではないでしょうか。

Text:Seiichi Norishige
Video:Yoshihide Shoshima
Model:AIRI
Special Thanks:Toshiki Hiratsuka

ホンダ



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