口が閉じ、ポケットで小分けにできるので、旅のおともに最適です
ディテールやシルエットを細部まで表現したファッションイラストや ポップで軽妙なキャラクターなどを巧みに描くイラストレーターとして活躍するソリマチアキラさん。オーダースーツを颯爽と着こなすウェルドレッサーとしても有名です。
1950〜60年代のスタイルを愛しながらも時代の空気を捉え、それほど執着せず、着なくなったものは手放してきたと語るソリマチアキラさんが、思い入れが強くて捨てられなかった服を紹介する企画の第4回目は、グルカ(Ghurka)のブリーフケース「No.5 エグザミナー」です。
このブリーフケースは、1998年に『エスクァイア(Esquire)』誌にグルカの広告ページがありまして、その企画でイラストを描く仕事をさせて頂いたときに担当編集をなさっていた菅原(幸裕:現『LAST』編集長)さんから頂戴しました。
グルカは好きなブランドで、まさか貰えるなんて思っていなかったので とても嬉しくて、それからずっと使い続けています。
堅牢なコットンツイルとレザーのコンビなので、オールレザーよりは軽いんですが、それでも重いんです。
ただ、収納力も高く、いろいろなものを入れられて使い勝手も良いので、重宝しています。
普段使っているのは、なんでもポンポンと詰め込めるグレンロイヤルの縦型レザートート。打ち合わせに出掛けた帰り道に何か買い物をしても、バケツみたいに気軽に突っ込んで持ち歩けるのが好きなんですね。
このグルカに関しては、取材などでの一泊旅行なんかのときに使うことが多いです。口も閉まりますし、ポケットで小分けに仕舞えるので。
あとは海外旅行のときにも持って行っていました。スーツケースはグローブトロッターの30インチを使っているのですが、それとこのグルカで出掛けることが多いです。
とにかく丈夫で、コットンツイルが傷むことはあったとしても決して壊れなそうなので、これもずっと使い続けると思います。
イラストレーター
ソリマチアキラ
東京で生まれた後、新潟に移り住んで 18歳までを過ごす。中学生の頃よりアイビーやプレッピーに触れ、ファッションに傾倒。古着屋や百貨店内のショップスタッフ、バーテンダーなど、さまざまな職種を経験する傍ら、イラストレーターとしての活動をスタートさせ、本業に。雑誌、広告など幅広い分野で活躍。一般社団法人東京イラストレーターズ・ソサエティ会員。1966年東京生まれ。
Photo:Shimpei Suzuki
Edit:Ryutaro Yanaka